台所の霊





明後日はもう4月である。


4月は就職や入学など新しいスタートの月となる人が多いでしょう。




以前、そんな4月ならではの相談があったので、


今日は、その時のお話をいたしましょう。








当時、彼女は山口県から音楽を勉強する為に


東京にある大学へ通う事になり、


賃貸のアパートかマンションを探していました。




特にお金持ちという訳ではないので、


あちこちの不動産屋とかを回ったといいます。



当時は、


今ほどインターネットで空き部屋を探せない感じでした。





彼女は一人娘で、


母親が心配して一緒に上京して部屋を探し歩いてくれました。



それも多少関係したのか、


なかなか部屋が決まりませんでした。





良いなという所が見つかっても、


母親が、両隣に男性が住んでいるとか、


近くに寂しい森があるとか、


一階は危ないとか、




決まりそうになっても、


そのマンションを出たすぐ近くの電信柱に、


「チカン注意」と書いてあっただけで辞めた事もあったといいます。






そしてようやく決まったのは、もう3月も半ばでした。


駅から比較的歩いていける距離で、


その間、淋しくない商店街を通るので母親も満足だったといいます。






部屋はマンションの2階で1Kでした。





1Kとはワンルームにキッチンスペースがあるという事で、


他にもトイレと風呂と押入れが1つある部屋でした。






玄関を開けると、


すぐ右にトイレのドアがあり、そのトイレの奥にまた風呂場のドアがある。


玄関から1m上がった所が台所で、その先が洋間のワンルームという間取りでした。




私も相談が霊に関係するかもしれないという感じを受けると、


詳しく間取りとか、土地の様子とかを聞くようにしています。


だから、当時は電話で間取りを一生懸命メモっていました。




余談ですが、


私は相談など、メモる時は大学ノートにメモるようにしています。


その方が残るし、後からこの様に役に立ちます。


何かの紙切れとかにメモると、必ず失くしてしまうし後で役に立ちません。


みなさんもメモ専用のノートを作る事をお勧めします。





さて、


無事部屋が見つかった彼女ですが、




まさか、


この新居で、


これから起きる不思議な現象までは予想できませんでした。





部屋の契約やら保証人などの手続きを母親がやってくれ、


組み立て式のベッドと布団を買ってもらいました。


そしてすぐに山口の自宅から食器やタオル、衣類などが送られてきました。


家が決まったらすぐ送ってもらうように、梱包してあったそうです。





こうして東京での新しい生活が始まったのです。






母親は部屋が決まってから1週間居てくれましたが、


パートをそう長く休む訳にもいかず、山口に帰って行きました。





不思議な出来事が起き始めたのは、


母親が帰ってから2週間位たった頃だといいます。







台所とワンルームの境目に、


カーテンがのれんの様に上から下がっているのですが、




ある夜、そろそろ寝ようと思った10時頃、


その小さいカーテンのれんが揺れたのである。



もちろん、寝ようと思っていた時だから、


窓や玄関などは開いていないから、風ではないのである。


つまり、


風が無いのにそのカーテンのれんが揺れたのである




地震でもないし、自分ひとりしか住んでいないので、


ベッドにいる自分以外の要因で、そのカーテンが揺れたとしか考えられなかった。




そんな日が3日ほどあったという。





また、別の日の夕方。


部屋で本を読んでいると、


台所でかすかに「サーッ」と布を擦る様な音がしたという。



何かなと思って、台所を覗くと、


風も無いのに、台所にかけてあったタオルが揺れていたという



彼女は思ったという、





台所に何かいる!!






またもう一つ気になるのは、


台所で不思議な出来事がおき始めた頃、


山口にいる母親の体の具合もちょっと悪くなったという。




母が東京のこの部屋に居る時、


一番長く台所を使って、1週間この台所で料理などを作ってくれていたのです。


だから、きっと台所に澱んでいた霊に長く触れていて、


それも影響していて、体の具合が悪くなったのかもしれません。




部屋に帰るのが気持ち悪いのです。


現在、怖くて台所は使ってません





どうしたらいいでしょうか、教えてください。


また大変なおもいをして、部屋を変えるという選択は多分出来ないと思います。






そんな電話相談だった。












後半は、明日のブログに続く。