風鈴が怖いという女性




夏の風物として、風鈴がある。


たしかに、僅かな風で鳴る風鈴は風流である。





しかし、ある日、


そんな風鈴が怖いという女性が、相談してきた。







風鈴が怖いとは、一体どういう事なのか。










話は彼女が結婚してから間もない時から始まったという。











千葉に住んでいた彼女が、


結婚後、


彼が住んでいる埼玉の一軒家に嫁いだ。


夫は43歳、


彼女は30代半ばだという。




いわゆる出来ちゃった結婚で、


彼女は結婚と同時に会社を辞めた。










不思議な出来事は、


結婚して最初の夏の日にそれは起きたという。









その日は風も無く


とても蒸し熱い夜だったという。










すると、


チリーン」と



風も無いのに、風鈴が鳴ったというのだ。











横を見ると、


元々寝つきの良い夫は寝ている。





そんな風もないのに風鈴が鳴るという夜が3日続いたという






その時は、あまり気にしないようにした。




変な事を言うと思われてもなんだからと、


夫にも言えなかったという。








ところが、ほどなくして、


夫が階段から落ちて足を骨折したのである。






直ぐに入院し、手術。


リハビリテーションをして一ヶ月後には、



夫は杖をついて会社に出勤した。









やがて、息子が産まれた。



子供の世話や家事で、忙しい毎日。


夫の骨折もすっかり治ったようでした。






前の怪我も忘れた頃、


また夏がやって来ました。








そして、風の無い夜が、


やってきました。









チリーン!」






気がついたのは、また彼女だけでした。




風一つ無い夜になる風鈴


やはり3日続きました。










それから一週間たった頃でした。




今度は息子が


縁側から外に落ちて、右ひざを骨折したのです。



その時はパニックで、


とにかく息子を病院に連れて行く事で頭が一杯だったといいます。



赤ちゃんは骨折しても大人よりも直りやすいと言うのを聞いて一安心しました。





正直、この時になっても、


まだ骨折と風鈴が関係あるとは思いませんでした。








ところが、


この夏になり、


風の無かった昨日、




また、あの風鈴が鳴ったのです。





3年連続、風が無いのに風鈴が鳴ったのです。



この時になり初めて


過去の出来事が、風鈴と関係があるのではないかと思ったと言う。





そう言えば、夫の骨折の前にも風鈴が鳴った。


そう言えば、息子が骨折した前にも風鈴が鳴った。


そして、今度は多分、




私だ!





夫に話しては見たが、気のせいだろうとか、



元々霊など信じない人だったので、取り合ってくれないという。







私が言っている事はおかしいでしょうか?






そんな電話相談だった。









後半は、明日のブログに続く。