人形の役目




このお話は、昨日のブログ(病気を連れて来た人形)の続きです。



従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11176589627.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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相談者がいきなり聞いてきた。


「あのう、人形が病気を持ってくるっていう事はありますか?」


彼女の家にある日本人形が来てから


娘の体の調子がみるみる悪くなっていく感じがするというのだ。


それは、黒髪で綺麗な着物を着た日本人形だと言う。


最初にその人形が家に来た時、


「わぁー、綺麗なお人形」と娘さんはとても喜んだという。


ところがその夜、あまり風邪もひいた事がない娘が珍しく熱を出した。


一週間後には、頭痛が。やがて、ゼイゼイと息をするのも苦しそうになり、


小児科の専門医に肺などを調べてもらったというが、問題は無かったという。


彼女が不気味に思ったのは、娘が「黒髪の日本人形が夢に出てきた」と言ったからだ。


そういえば、


娘の具合が悪くなったは、あの黒髪の日本人形が家に来てからだ!!


こうして、彼女は私の所に電話してきたのであった。


1ヶ月前に、上司の引越しをお手伝いに行った時に、貰ったと言う。


上司の方が、もうこのお人形は捨てていこうとおっしゃったので、


改めて見ると、まだとても新しくて、綺麗で、


聞くと、15万円位で買った物だと聞き、捨てるなら下さいと。


その上司の方は、浅草橋に行って新品を買ってきたものだという。


「それは、具体的にどんな形の人形でしょうか?」































すると、


座っている人形なんです。」という。







「珍しいですね。


 着物を着て座っている人形って」





「そうですかぁ、


 普通、座っているものだと思います。」






「そうですか、


 ではその人形に何か他に付いている機能はありますか?


 例えば、牛乳を飲むとか、


 矢を射るとか」










「そういうことはしません。


 雛人形(ひな人形)ですから。」





「えっ? 雛人形ですか?」



「はい。雛人形です。」




「えっ、じゃあ、男の人形と対になっている?


 お内裏様もあるやつですか? 三人官女もついているものですか?」




「いえ、男女の人形だけです。


 でも、気持ちが悪いというか、


 娘が夢を見たのは女性の人形の方だけなんです。」











私は雛人形と聞いて、なんとなく分った様な気がした。














人形には色々なものがあるが、


その中でも雛人形だけは、


他の人形とはまったく意味合いが違うのである。











今から1300年位昔、


病気で亡くなる女の子が多かった時期がありました。





今ほどの医療や薬が無く、


人々は子供を病気から守る為にお祓いをする事しか出来ませんでした。




病気になる子供は、


邪気が体に移って来ているからだと信じられていたのです。




そのお祓いの1つの方法が、身代わり人形でした。





人形に、


子供の病気や災いなどの邪気を移して川に流したのです。




これがいわゆる”流しびな”です。


今でもこの風習が残っている地域はあると思います。






つまり、



雛人形は、その子供の病気を身代わりとなって


厄を請け負って死ぬ運命の人形だったのです。




雛人形は、ひな祭りの時期に


その女の子の病気から守る為に厄を請負います。


だから、雛祭りが終わったら、


厄を吸収した人形はなるべく早く仕舞うことです



私が相談者に勧めるのは、もう翌日(3月4日)には仕舞う事。


遅くても3月6日までには仕舞った方が良いと言っています。


また、すぐにしまえない時は、


お内裏様とお雛様を後ろ向きにしておくとよいとする古文書もある。









では、


なぜ、今回の相談者の様な問題が起きたかと言うと、


まず、雛人形の1つの言い伝えがあります。


それは、雛人形1体につき1人の女の子しか救えないという事。


それも最初の女の子を一生守るとされる。


つまり、お母さんの雛人形はお母さんだけを病気から守る。


だから、娘さんが出来たら、お母さんの雛人形とは別に


小さくてもいいから買ってあげた方が良いとされる。


私が勧めるのは、折り紙でもいいから雛人形を紙で作ってあげて、毎年捨てる。








さて、怖いのここからです。




そして、今回の相談者が陥ったのもこの事が関係したと思われます。











それは、


雛人形は、その家の女の子を長年守っていくものです。



そんな病気を身代わりになって、


川に流されていく人形を拾ってはいけなのです。




なぜなら、


前の持ち主の病気を移される可能性を秘めているからです。






つまり、


他人の家の雛人形を貰ったり、


誰かのお古を買ってきては良くないとされているのです。



中古品でも、新品で売れなかった売れ残りならいいのですが、


誰か女の子の節句に使われたものは、お勧めできません。




例えその子が健康だからといっても、


それは人形が病気を吸い取ったから健康なのかもしれません。


だからその人形を他人が、引き継いではいけないのです。







その後、


電話の相談者は、会社の同僚に上司の事を聞いたら、


以前、その家の娘さんが肺の病気になって長期入院した事があったという。


相談者はすぐに人形を近くの神社で人形供養してもらい、


その後娘さんは健康を回復された。








ちなみに余談ですが、


男雛を右に女雛を左(向かって右)に配置しますが、


今の結婚式の新郎新婦もそれにならっている。




この様に婚礼の意味もあり、一部では、


早く飾り出すと早く嫁に出す事になり、


早くしまうと早く片付く(結婚する)と占う地域もあります。



そして、いつまでも飾っておくと・・・・












もう直ぐ、


また3月3日の雛祭りがやってくる。





PS.

お勧めの折り紙の雛人形の作り方。

作ったら、子供の額など肌に当てて、厄をとってもらい、

3月4日に、お礼を言って、捨てます。

(生ゴミとは一緒にせず、紙袋か何かの中にいれてすてます)

http://www.origami-club.com/hina/