●共に生きる(共存共栄)
このお話は、昨日のブログ(●毎夜、現れる母子の幽霊)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11167081350.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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これはある姉妹に起きた、怖い体験談である。
二人は故郷に帰って眺めのいい山の中腹の住宅地よりもちょっと離れた所で、
2階建ての新築の家を建てたという。
それぞれの寝室は一階にあり、そこには町の景色が見える大きな窓があり、
前には車3台分くらいの庭があるという。
入居にあたり、大概の家具類はお互いに持っている物を持ち込んだが、
ただ1つ、お互いのベットだけは新しく買う事になった。
姉はアンティークのベッドをインターネットで購入した。
昔のフランスの貴族時代のアンティークだという代物だった。
二人が引越してから2ヶ月が過ぎようとしていたある静かな夜だった。
異変が起こったのは1階の姉の寝室で、夜明けの2時半頃だったという。
何か物音がするので、目が覚めた姉だったが、金縛りで身動きが取れない。
すると、月明かりが入る窓にフーと女性の顔が浮かび上がると、
その女性が窓を通り越して彼女の部屋に入って来たのである。
その女性は貧しい服を着て、その後ろには3歳位の女の子が立っていたという。
その女性が姉の顔の方に段々と近づいてきて、
そして「ここから出て行け!」と言ったのである。
怖くて顔を背けようにも、金縛りで顔も動かなかったという。
3日連続で幽霊に襲われて泣く姉を見て兼ねて、
妹は、もしかしたら本当に何か異変があるのかもしれないと思った。
それで、翌日は妹が姉の部屋で寝て見る事になったのである。
やがて夜中の2時が過ぎ、姉が言っていたように急に体が動かなくなった。
やがてその幽霊が部屋の中に入って来たのだ。
そして、妹に顔を近づけて「ここから出て行け!」と言ったのである。
姉が今まで言ったのは、全て本当の事だったのだ!!
新築した家なのに現在は、姉の部屋は開かずの部屋となっているという。
こうして、妹さんから私の所に電話相談が来たのである。
私にとっても、
この様に幽霊が脅迫してくるという不気味な相談は余り無い事であった。
妹さんが一番気にしていたのは、
やはり姉が買ったフランスの貴族時代のアンティークのベッドだった。
「昔のベッドに霊が憑いていたのでしょうか?」
考え方としては間違っていない。
それを使い始めてから霊が出たのなら、疑って同然だし、
また、まず疑うべきである。
ただ、疑問が4つあった。
●霊能者でない彼女達が、幽霊から日本語で脅されている事。
●幽霊が言った言葉が「ここから出て行け!」だった事。
●幽霊が貧しい服装だった事。
●幽霊が窓の外から家の中に入ってきた事。
あのアンティークのベッドは結構な値段だったと聞いたので、
そんな貧しい服装の母子の持ち物だったのだろうか?
また霊の「ここから出て行け!」とは、ベッドからではなく、
この部屋もしくは、この家から出て行けという風に聞こえる。
そして、霊が外から入ってきているという事を考えると、
霊はベッドに憑いていたものではなく、
もう1つの、
新しく使い始めたものが原因だったのではないかと思ったのである。
それは、
土地である。
家が建っている敷地に、住み始めてから幽霊が出たと考えるべきだろう。
妹さんに出た幽霊について詳しく聞いた。
お姉さんの証言を含めて考えると、
霊は2体で、母親と娘と見られ、
二人ともボロを着ていたという。子供は7歳くらいだろうと。
出たのは多分、10分位。
「他に何か気がついた事はありませんか?
消えた後でもいいですから。」
「そういえば、関係ないかもしれませんが、
霊を見た後、妙にお腹が空いて、
喉も渇いていて、台所で水を飲みパンを食べました。
姉もそう言ってました。」
「なるほど、そうですか。
あと、お姉さんの部屋以外では霊は見ていないのですか?」
「他の部屋では見ていないです」
「そうですか。
では、これから言う事を実行してみてもらえますか?
お姉さんの部屋の下を、誰か業者に頼んで、
掘ってみて欲しいんです。
特に窓付近と、窓から庭にかけて。
絶対とは言えませんが、何か出てくる様な気がします」
こうして電話は一時的に終了した。
何か出てきた時点でまた折り返し電話して来てもらう事になった。
その後、
2週間経っても彼女達から連絡は無かった。
どうやら重機の手配やら、人の手配が難しかったようである。
3週間経った時、
妹さんから「明日掘ります」という連絡が入った。
実は彼女達には、
掘ると墓石が出てくるかもしれないとしか言っていなかったが、
私はもしかしたら、最悪、
母子の遺骨や遺体が出てくるかもしれないと思っていた。
やがて、
重機による掘削が行われる日が来た。
最初は窓から庭にかけて大きな穴が重機によって掘られた。
1m位掘った時、
シャベルの先にガツンと石らしき物が当たった。
白っぽかったので頭蓋骨か?
とも思ったそうだが、ただの大きな石だったという。
しばらくすると、
人が二人位入る縦穴が出来た。
そこから今度は、
お姉さんの部屋の窓とベッド付近に向かって横穴を掘る事になった。
すると、
窓の下辺りから、
墓石が出てきたのである。
多分、そこから墓石が出てくるかもしれないと言われていないと
見過ごしてしまう程、粗末な墓石だったという。
なぜ墓石だと分ったかと言うと、その石に包丁か釘かで、
二人の女性の名前が荒く掘ってあったという。
一つの苗字と2つの名前からして親子だったではないかという事だった。
電話で「もっと掘りますか?」と聞かれたので、
「いや、それで止めていいですよ」と返事した。
もっと掘れば、
遺骨や遺体が出てくるかもしれないと思ったが、
墓石がみつかったので、それで十分用は足りると判断した。
「墓石はどこかに山に建てて来てくればいいですか?」と娘さん。
「いや、ダメです
その墓石をそこから移動させてはいけません」
「えっ!」
娘さんには言わなかったが、
墓石はそれだけでは無いかもしれないし、
部屋の下に遺骨があるのかもしれない。
正直、彼女達にははっきり言えなかったが、
遺骨と共存共栄するしかないだろうと判断した。
「これから言う通りにしてみて下さい。
その墓石を綺麗に洗って、
その墓石が見つかった
お姉さんの窓の下に設置してあげてください。
そして、花とお水とお線香を2本あげて下さい」
お線香2本は、母親と娘さんの分である。
それからお姉さんの部屋の中からでも供養出来るように
窓辺に祭壇を作り、お花とお水とお線香を2本を時々あげるように言った。
その時、
「どうか早く成仏して、幸せな来世をお迎え下さい。
どうかそれまで私達がここに住む事をお許しくださいね」
と言って、時々食べ物を供えて供養してください。
最初の1ヶ月の毎日と、
それ以後は気がついた時に供養してあげるように言った。
彼女達は怖くて、部屋にはまだ入れず、
最初の1週間は、
外の墓石にお線香とお水をあげて供養したという。
10日たった時、姉の方が、
「先生に言われた通り、部屋の中にも祭壇を作ろう」と言い出し、
部屋では食べ物を供えたという。
なぜかと言うと、
私が「あの母子は餓死したのかもしれませんね」と言ったからである。
「なぜ、母子が餓死したと分るんですか?」
「いや、絶対じゃないですよ。
でも、
餓死した霊に憑依されたり、餓死した霊を見たりすると、
空腹感が襲って来る事があるんですよ」
それから2ヶ月が経った時、
彼女達からまた電話があった。
なんと、
今ではあの開かずの部屋だった部屋には、
お姉さんと猫が寝ているという。
「あれから1ヶ月たった時、
あの部屋で二人で寝てみたんです。
でも、何も怖い事は起きませんでした。」
「そうですか。
それは良かったですね。
きっと、供養の気持ちが通じたんだと思います。
多分、
今では貴方がたを守ってくれる方に変わったかもしれませんよ」
「ありがとうございました。」
お姉さんは、この前
窓辺にお人形さんを供えてから、
仕事でも良い事が頻繁にあったようである。
私はそれを聞いて、
もしかしたら、それは、
お礼だったのかもしれない。と思った。
「ママぁ、
おばちゃんから、お人形さんもらったよぉ」
「そう。良かったわね」
PS.
●これから仕事運が良くなる芸能人:
川口春奈 さん