●衰退の始まりを見つけろ!
このお話は、昨日のブログ(●あるラーメン屋の衰退)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11146189868.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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2年前、東京からラーメン屋が引越してきた。
ところが、半年前から段々と人気がなくなり、
その後も店の前で車の接触事故があったりと、
段々と人気がなくなってきた。
ある日、そのラーメン店の娘さんが相談に来たのである。
娘さんいわく、
「東京の激戦区でも負けなかった父のラーメンが、
こんな2年たらずで廃れるのはおかしい。
店の前の接触事故も、なんか変だし、
何か土地に悪いものがあるんじゃないか見て欲しい」という。
私は、娘さんの熱意に押されて、実際に店を見に行く事になった。
はたして、当初繁盛だったラーメン屋を衰退させた原因が、
霊的なものなのだろうか?
店の定休日の午前中に、そのラーメン屋におもむいた。
何となくだが、
店構えが変わったような気がしたが、
しかし、具体的にどう違うかは、
なにせ2年前に来ただけなので、はっきりとは分らない。
ベルを鳴らすと、
依頼主の娘さんと、お母さんが出迎えてくれた。
お父さんは、朝から仕入れに出かけていると言う。
店舗は、1階がお店で、
2階が自宅となっているという。
とりあえず、
1階のお客用の4人用のテーブルにつき、話を聞く事になった。
私はあまりカウンターは好きではないので、
うる覚えだが、2年前もこのテーブルに座った気がした。
さて、
こういう会社の経営不振が、
何か霊的な原因に因るかもしれないと思う時、
その原因を探し出すやり方として、
私が一番最初に注目するのは、
ずばり、
毎月の売り上げと客数の推移である。
つまり、
いつ頃から店が不振になり始めたかを探ることによって、
その時期に、
何か霊的な原因が起きた可能性があるのではないかということである。
彼女には、東京時代の後半3年間と
ここでのオープン当初からの毎月の売り上げと客数を
予め用意しておいてもらった。
商売という物は、季節や月によって、売り上げが違う。
簡単に言うと、
11月の売り上げが100万で、
12月の売り上げが120万だからと言って、
売り上げが伸びとは単純には言えない。
というのは、
普通にやっていれば12月はクリスマスや年末の忘年会等の月で、
売り上げは200万が普通なのかもしれないからだ。
そこで、
ちょっと専門的な話になるが、
まず、東京時代の後半3年間の各月の平均売り上げを出す。
それによって、
この店の各月のあるべき売り上げ平均値を出す。
そして、
その各月の売り上げ理想値と、どのくらい離れているかによって、
いつから売り上げが下降し始めているかを出すのである。
すると、
やはり、6ヶ月前から売り上げが落ち始めてるのが分った。
つまり、
6ヶ月前に、何か霊的な原因が起こった可能性があるのかもしれない。
そこで、奥さんに聞いてみた。
「何か6ヶ月前か7ヶ月前に、
変わった事はありませんでしたか?」
奥さんは、少し考えてから、
「半年以上前に何かあったかと、言われましても、
ちょっと思い浮かびません・・・・」
「そうですか。
では娘さんは、何か思い当たる事はありませんか?」
「なんだろう。ちょっと急に言われても、
思い浮かびません。」
「そうですか。じゃあ、
この時期、誰か亡くなったとか、
大きな事故があったとか、
何か大きな買い物をしたとか、ありませんか?」
「車いつ買ったかしら?」と奥さん。
「1年前じゃない。」と娘さん。
「そうよね。」
簡単に原因が分るとは思っていなかったが、
売り上げが落ち始めた6ヶ月前頃から
何かがあった可能性があると、私は思った。
その時、娘さんが、
「店の前での自動車事故は関係ないんでしょうか?」と聞いてきた。
「その自動車事故は多分、原因じゃないと思います。
死者が出た様な事故じゃないし、
事故じたいが3ヶ月前なので、
私が思うには、
その前に何か原因があって、
それが引き起こしたか、
その事故を呼んだ可能性があります。」
さて、
売上表を見て、もう1つ気になった事があった。
それは、
10ヶ月前に一時的だが、売り上げ急激に落ちている。
「10ヶ月前に、売り上げが急激に落ちているんですが、
何ででしょうか?」
「ええと、ああ、
店を10日位休んだんです。」
「ああ、休んだんですか?」
「はい。」
「・・・・」
「どして休んだんですか?」一応聞いてみた。
「店を改装したんです。」
「どんな風に改装したんですか?」
「一階の店舗面積を広くしたんです。」
「なるほど、
だから、次の月からは急に売り上げも伸びたんですね。」
また、娘さんが聞いてきた。
「あのう、
土地に何か悪いものが憑いているという事はありませんか?」
「ここに越してきて当初、
何か霊を見たとか、夜変な音がするとかの、
霊現象はありましたか?」
「ないです。」
「ではオープン当初、
店で働いている人がよく怪我をするとか、
事故をよく起こすことはありましたか?」
「ないです。」
「でしょうね。
この店の両隣のお店も順調だし、
貴方の店も最初の1年半はとても順調なので、
土地に悪い因縁がついているようには思えません。」
結局、
店の売り上げからは、手がかりはつかめなかった。
「あのう、
おトイレを見せてもらえますか?」
トイレは家相の中で一番商売に影響しやすい。
そこで、最初に調べて起きたい場所である。
さっそく1階のトイレを見せてもらった。
お客も使用するので、綺麗だった。
問題なしという所だ。
トイレも問題が無いとすると・・・
と考えていると、
娘さんが、
「2階のトイレも見ますか?」と言ってきた。
「2階にもトイレがあるんですね。」
「はい。」
「ああ、ぜひ見せて下さい。」
1階のトイレが綺麗だったので、
多分、2階のトイレも綺麗で問題ないだろうと思いながら、
私は階段を登った。
「ここです。」
トイレのドアを開けた。
しかし、
開けながら、なんか違和感を感じた。
なんだろう?
この違和感。
「あっ、」
「このトイレ!!!」
その違和感こそ、大問題をはらんだ違和感だったのだ。
この2階のトイレこそ、
繁盛だったラーメン屋を衰退させた原因だったのである!!
最終話は、明日のブログに続く。