●マンションでの飛び降り自殺




電話相談というのは、


全国どこからでも相談できるという


便利な点がある反面、


相談されても、その場所に行ってあげられない、という


距離的問題がある。











ある夏の日、



愛知県に住む女性から、


電話相談があった。










それは、今まで平穏無事で暮らしていた生活を


一変させる出来事だったという。












彼女はマンションで独り暮らし。


マンションは独り暮らしの女性にとって、


1階は無用心という事で、


彼女は2階に住んでいた。







その日は、


彼女が勤める会社も日曜日でお休み。


のんびりと家でテレビを見てる時だったという。






昼に何を食べようか、なんとなく考えていた時、




その恐怖の出来事は起きた。






今日のブログは少し怖いかもしれないので、



怖がりな人は、ここから先を絶対見ないようにお願いします。


怖がりな人は、ここから下は読まない事!!
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彼女は当時、


居間でテレビを見ていたという。






居間にはベランダがあり、


ベランダには、洗濯機と物干しがある。


その日は洗濯はしなかったので、


居間から晴れた青空が広がっているのが見えた。






その青空を、


「チラッと」だが、何か、


上から落ちてくる物が、一瞬通り過ぎたのだ。





その直後、


地面に「ドカッ!」と何か重い物が落ちる音がした。





その時は、


誰かが、洗濯物の布団でも落としたのではないか、


と、特に気にしていなかったという。









しかし、その10分後、


その気持ちは、恐怖へと変わるのである。









しばらくすると、


何やら近くでパトカーのサイレンがする。




それが段々と、こっちに近づいて来るのだ。




やがて、


そのサイレンが彼女のマンションの下で止まったので、


ようやくその真相が分るのである。








彼女が見たのは、


物ではなく、飛び降りた人だったのだ。



つまり、


彼女は、自分の住むマンションから


飛び降り自殺した瞬間を目撃したのだった。






幸い、他の発見者がいたので、


彼女が警察の方に事情聴取される事はなかったが、


ベランダから下を覗いた時に、


真下の死体を見てしまったのが、


今でも思い出され、気分が悪くなるという。








考えてみれば、


彼女が自殺したその人の


生きている時の最後の目撃者だと思うと、


何かとても気持ちが悪いのだという。







そして、


それだけで終わっていれば、


多分、彼女は私の所に電話してきていない。







その後、


なんとなく自殺した人の事を思い出してしまうという。



そして、


自分には何も出来なかったと、自分に言い聞かせても、


なんか、あの時、


目が合ったんじゃないか、とか


何か出来なかったのか、とか、


屋上に花をあげた方がいいのか、など、


悩んだと言う。









それから1週間たったある日、


荷物があるので、


彼女がエレベータに乗った時だった。






乗ろうとした時、


「どうぞ」と言われた。



しかし、周りには誰もいないのだ。



びっくりした彼女は、エレベータを使わずに、


階段を使って家に帰りすぐドアを閉めたと言う。


あの声は何だったんだろう?





また、夜になると、


誰かが外からのぞいている感じがするのだという。


それも自殺した人が落ちていく辺りから、


誰かがのぞいているような・・・








友人に電話で話すと、


「よくそんな所に住んでいられるね。」と言われ、


段々気持ちが悪くなったそうだ。


その友人は無責任にも、


「その自殺者は、最後に見た人を頼ってくるんじゃない」


と言われてから、夜が怖くなったという。







自殺した場所に住むんでるだけでも気持ちは悪い。


でも、


かといって、


引越すお金も無いので、


どうしたらいいかと悩んでいるという。



「無理してでも、他に引越した方がいいんでしょうか?」




こうして彼女は、


「助けて欲しい」と遠方から


電話相談してきたのである。






後半は、明日のブログに続く。