●嫌な予感
霊感が強いという人は、滅多に占いに来ません。
ただ、この日は別でした。
ショートボブといった髪型のOL風の女性がみえ、
そして、こう言ったのです。
私、霊感が強いんですが、
それが怖いんです。
そう言うと、
彼女は自分の生い立ちから話始めました。
彼女は、産まれる時、
相当難産で産まれ、
呼吸もまばらで、
死ぬ寸前だったということです。
やがて、小学生に育った頃から、
自分が見る夢が、
普通の人と違う時があると気がついたというのです。
それは、ある日、
急に胸騒ぎにして、
落ち着きがなくなる事から始まるといいます。
何が起こるとか、そういう特別な予感は無いのですが、
何か気持ちが落ち着かない、
部屋の中に居たくない、
そんな胸騒ぎにするといいます。
そして、その夜、
夢を見るのです。
その日の夢は、小鳥でした。
それは、たわいもない、
ただ、小鳥が鳴いている。
それだけです。
しかし、
2日後、
彼女が飼っていた、小鳥が死んだのです。
この時は、
ただの偶然だと思っていたそうです。
しかし、
中学生の時、
また、あの胸騒ぎが起こってきました。
そして、
夢の中に、
愛犬が出てきました。
ただ遊んでいる愛犬の夢です。
しかし、
3日後、
愛犬が突然死したのでした。
この時は、「あれ?」という感じはあったそうですが、
まだ、特別おかしいとはとりわけ思わなかったそうです。
しかし、それは、
これから起きる重大な事の前触れに過ぎなかったのです。
中学を卒業する間近になって、
また、あの胸騒ぎが・・・・・
そして、
夢の中に、
父親が出てきたのです。
さすがの彼女も、恐ろしく思ったのか、
朝起きると、すぐに父親の所へ行き、
「体大丈夫、病院で検査した?」
とか、
「仕事無理してない?」
と聞いたそうです。
その日、父親が無事帰って来るか、
ほんとに心配したといいます。
翌日も、
そして、翌々日も、
一週間を過ぎても、父親は健康そのものでした。
彼女はこう思ったそうです。
やっぱり、人間は動物とは違うよね。
ところが、
夢を見てから2週間後、
父親は交通事故で亡くなったのでした。
父親の死の悲しみと、
自分の胸騒ぎの恐怖に震えたといいます。
そんな彼女が、なぜ、
今、私の所に来たか。
それは、
社会人になるまで、
無かった、あの胸騒ぎが、
久しぶりにあったからでした。
そう、
あの恐ろしい胸騒ぎが、
8年ぶりやって来たのです。
夢の中で、
今度は、
彼女の母親が笑っていました。
彼女は言います。
母までも失ったら、もう、どうしていいか、
「どうか、助けてください!」
後半は、明日のブログに続く。