●風水の落し穴 Part2
お客様の中には、
風水が好きで沢山の風水本を読んでいる方がいらっしゃいます。
ある日、
そんな風水好きの奥さんがみえました。
最近、
スーパーでパートの仕事を始めたのだといいます。
まぁ、それは良かったのですが、
勤め始めて2週間が過ぎようとしていた時から、
偏頭痛がするようになったのだという。
それは医者に行っても、何も問題無いと言われ、
一応薬はもらってくるのだが、一向に良くならないという。
スーパーに勤める前までは、頭痛とは無縁の生活だっただけに、
彼女いわく、
これは何かスーパーで、
何かにとり憑かれたのではないかというのだ。
「とり憑かれた?」
「はい。」
「どうしてとり憑かれたと思うのですか?」
「スーパー行く前はこんな偏頭痛がした事なんて一度も無かったんです。
それに、
スーパーで働いている同僚に聞いたのですが、
ここで以前働いていた主婦が、突然の狭心症で亡くなったんです。
それがちょっと不気味で・・・・」
「なるほど、そこで働いていた主婦の方が、
狭心症で亡くなられたのですか?」
「はい。」
「う~ん。」
私は少し考えてから、
「頭痛の他に、何かとり憑かれたんじゃないかという現象、
もしくは、
気になる事があるはありますか?」
「どんな現象でしょうか?」
「そうですね。
人によるでしょうが、
急に味の好みが変わったとか、
急に趣味が変わったとか、
自分が思ってもいない事を口走ったりとか、
急に大声を出すようになったりとか、
今までの言動とまったく違う言葉使いをし始めたとか、
そんな事はありますか?」
「いや、偏頭痛以外は
特に変わった現象はありません。」
この時点で、
私は彼女の偏頭痛は、
仕事場で亡くなったという狭心症の女性とは関係が無いと思った。
まず、病死した人は例えその場所で倒れても、
亡くなったのは病院だと言うし、
彼女と同じ日の浅いパートの主婦であれば、
スーパーの仕事にはそんなに未練は無かっただろうから、
仕事場に来る可能性も低い。
そして、彼女にとり憑かれた様な特に変わった現象は無いという。
また彼女にとり憑く理由もなさそうだ。
よって、偏頭痛が霊的なものであれば、
他に原因があると思われた。
「ところで、
その偏頭痛は、仕事中に起こるんですか?
それとも、
仕事が終わってからですか?」
「いえ、決まって朝起きた時です。
もう朝起きた時に偏頭痛が始まって、
ああ、今日も仕事辛いなぁとか、思いながら出勤してます。」
「えっ、
毎回、偏頭痛は、朝起きた時?
なんですね・・・・・・・・」
この時点で、
私は、彼女の偏頭痛の原因が霊的なものであれば、
仕事場よりも、自宅の方に問題があるように思えた。
その決め手はこの質問だった。
「因みに、パートの仕事が休みなのは、いつですか?」
「水曜日と木曜日です。」
「その水曜日と木曜日にも、
朝、偏頭痛が起きますか?」
「はい。毎日。」
なるほど、仕事が休みの日にも偏頭痛が起きる。
ということは・・・・
「では、偏頭痛が起き始めたという、
パートの仕事を始めた時期に、
何か自宅で変わった事が起きませんでしたか?
もしくは、
何か変わった事をしませんでしたか?」
すると彼女は少し考えてから、
「特に変わった事は無いと思います。」という。
ここで、変わった事がありましたと言ってもらえれば、
事は早いのであるが・・・
仕方が無い。
「すみませんが、この紙に、
ざっとでいいですので、
家の見取り図を書いてもらえますか?」
「はい。」
「あっ、あと、
寝室の見取り図もお願いします。」
毎回決まって朝起きた時に、偏頭痛が起きるという事であるので、
まずは、彼女の寝室が気になったである。
彼女は絵心があるようで、分り易い絵を書いてくれた。
「これが貴方のベッドですね?」
「はい。」
「もう少し詳しく
どんな物が置いてあるとか、
どこに鏡があるとか、机があるとか、
置物とか壁掛けとかを書いてもらってもいいですか?」
「はい。」
奥さんに詳しく書いてもらった寝室の図を見ながら、
色々聞いていくうちに、
1つだけ気になったものがあった。
そして、後に分るが、
それこそが彼女を偏頭痛にさせたものだったのだ!!
私は彼女に聞いた。
「これはなぜ、寝室に置いたのですか?」
すると彼女は、
「ある風水の本を読んだら、
この方角に、黄色い物を置くと良いって書いてあったんです。
それで、パートの仕事も近々か始まるし、と思って
買ってきて置きました。」という。
「そうですか。
もしかしたら、
これこそが、貴方の偏頭痛を起こしたものかもしれませんよ!!」
「ええっ!!!」
彼女は、あまりにも身近にあったものが
偏頭痛の原因かもしれないと言われて驚いた。
後半は、明日のブログに続く。