●足音の性格
このお話は、昨日のブログ(●真夜中の足音)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11098965333.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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ある日、千葉県の香取市に住んでいるという女性から、
家に、不思議な現象が起こるという相談を頂きました。
朝3時頃になると、
2階の階段あたりから、ゆっくりと下りる足音が聞こえるのだ。
「ミシッ、ミシッ。」
ゆっくりとした足音だが、木製の階段がきしむ音が近づいてくる。
それが不思議なのである。
聞き耳を立てていると、その足音は、階段の最後まで下りずに、
ゆっくりとした足音が、少しずつ遠ざかってゆく感じなのである。
つまり、今度は階段をゆっくりと上がって行くのだ。
翌朝、彼女は昨日まであった事、聞いた事を全部ご主人に話した。
すると、ご主人も夜中にその様な足音を聞いた事があるという。
ご主人も息子が降りて来たのだと思って、あまり気にしていなかったという。
そこで、今度音がしたら、確かめて見ようと話し合った。
その夜、枕元に懐中電気を置き、足音がするのを待った。
やがて、夜中の3時がやってくると、
「ミシッ、ミシッ。」っと、ゆっくりとした足音が、階段を降りて来る。
「キタぁっ!!」 今度は彼女一人ではない!
ご主人もその不思議な音を一緒に聞いたのだ。
階段の足音が一番下辺りに来たと思ったその瞬間!
部屋を飛び出して、懐中電気を点けた!
すると、そこには、誰もいなかったのである。
その後は、家族は、寝る前には必ずトイレに行き、
怖くて夜トイレに行かなくなったというのだ。
この不思議な足音は、どうしてするのか、
何なのか?
考えるだけも怖く、寝不足になる日々だという。
こうして、彼女は私に電話相談して来たのであった。
さっそく、本題から入った。
「貴方が聞いたという、その足音は、
どんな感じの足音でしたか?」
「どんな感じっていうと?」
「そうですね。
聞いていて、その足音を、
聞いた覚えはありますか?」
「ちょっと分りません。」
「では、その足音を聞いて、
男の人の足音だと思いましたか?
それとも、
女の人の足音だと思いましたか?」
「それは、どういう意味ですか?」
「そうですね。
貴方が受けた印象ですね。
ズカズカ降りてくる力強い男性の足音だったり、
トコトコ歩く子供の足音だったり、
足音にも人柄や性格が出るんですよね。
だから、普段気にしてなくても、
よく聞いてみると、
ああ、あの足音は息子が降りて来たんだな。
とか、旦那が降りて来たんだなと、分る時があると思います。
それと同じように、
霊がたてる足音も同じで、
足音のたてかたで、その霊が誰なのか分る時があるんですよ。」
「そう言えば、
ゆっくり、ソロリソロリと降りて来る感じで、
始めは女性みたいな感じを受けました。」
なぜ、彼女にこんな事を聞いたのかと言うと、
通常、自分の家の階段を降りたり、
登ったりする足音をさせる霊というのは、
昔、その家に住んでた家族の場合が多いのである。
それも、
女性みたいな感じを受けて、
最初に彼女が気がついたという事から、
彼女に関係していて、
昔その家に住んでいて亡くなっている女性の霊。という可能性が高い。
例えば、彼女のお母さん、御祖母ちゃん、ひい御祖母ちゃん。
「どうして、
階段を降りて来る足音などたてるのでしょうか?」と彼女。
「御祖母さんの供養は、ちゃんとなさってますか?」
すると、
御祖母さんは4年前に亡くなったのだが、
亡くなった当時は供養したそうだが、
その直ぐ後に、ご両親が亡くなったので、
両親の供養ばかりが重視されて、
御祖母さんの供養はそれ以後あまりされていないという。
「実は、階段を降りたり登ったりという足音は、
供養してくれないかなぁ、っていう催促の場合が多いんですよ。」
「へぇ、そうなんですか」
「きっと、
御祖母さんか、ひい御祖母さんを供養してあげると、
その足音もしなくなると思いますよ。」
「はい。
さっそく供養してあげたいと思います。」
最後に、彼女とこんな話をした。
「ちなみに、御祖父さんの供養はされているんですか?」
「御祖母ちゃんと同様怠っていました。」という彼女。
「そうですか。」
「でも、御祖母ちゃんは出てきて、
御祖父ちゃんは出て来ないのですね?」と彼女。
「御祖父さんはどんな方でしたか?」
すると、
彼女はこんな思い出を語った。
御祖父さんは、とても無口な人だったという。
ある日、
古くなった運動靴を彼女が履こうとしていると、
御祖母ちゃんが寄って来て、
「はい。これ」と
真新しい運動靴を渡してくれたのだという。
「どうもありがとう。御祖母ちゃん!!」と言うと、
御祖母ちゃんは、
「お礼なら、おじいさんにいいなさい。」と言ったという。
「どうして?」と聞くと、
「お前が古くなった運動靴を履いていて可哀想だ、可哀想だって、
心配して買ってきたのは、おじいさんなんだよ。
自分じゃ照れくさいからって、
お前が買った事にして渡してこいって、」
そして、彼女がおじいさんにお礼に行くと、
おじいさんは、「ああ」と言うだけで、
別にこっちを見るでもなく、新聞を読んでいたという。
その時、幼いながらにも彼女は思ったという。
「おじいちゃん、ホントはいつも私の事見ててくれたんだね。
ありがとう。おじいちゃん。」
私は、その話を聞いて、
最後に、こう付け加えた。
「さっき、御祖母ちゃんの供養をしてあげるようにと言いましたが、
おじいちゃんも供養してあげてくださいね。」
「はい。」
「生前、無口な人だったとか、
あまり自分をアピールしないだった人は、
死後もあまり霊的なアピールはしないものです。
でも、実際は心の中では供養を望んでいたりします。」
「だから、
きっと、おばあさんも、
出来ればじいさんの事も供養しておくれ、
ホントはじいさんの方が、私よりお前たちの事をとても気にしているんだよ。
って言っているかもしれませんよ。」
すると、彼女は、
「はい。おじいちゃんも供養します。」と言ってくれた。
その後、
不思議な足音は、しなくなったという。