●乗りたかった三輪車
このお話は、昨日のブログ(●不思議な身障児)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11094160238.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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2人の息子が、ある日突然、
相次いで障害者になってしまったという主婦の方が相談にみえられた。
彼女は、「どうして私の家にばかり、悪い事が起きるのか」と嘆いた。
最初に異常が出始めたのは、長男が3歳半頃で、
右手が震え出し、そして右足の歩行障害が始まったという。
自分の事よりも、この2人の子の行く末が心配だという。
始めは彼女の話を聞くだけしか出来ないでいたが、
私が、「次男さんは、半年前に何か変わった事をしたか、
変わった事が起きたかしませんでしたか?」
という問いに対して、彼女は、
「いえ、特に変わった事はありません。
初めて三輪車に乗り始めて喜んでいたのです。
そしたら、翌日から右手が震え出したんです。」
「三輪車ねぇ。
もしかして、長男も三輪車を乗り始めてから右手が震え始めたとか?」
「そう言えば、そうだったかもしれません。」
私は、この時点で何か霊的な何かを感じた。
私が考えていると、彼女が、
「でも、先生、
三輪車は関係ないと思います。」という。
「なぜですか?」
「だって、娘もその三輪車を乗っていますが、なんともありません。」
しかし、何だろう、このモヤモヤした疑念は?
娘さんの話を聞いても、三輪車が頭から離れない。
「あのう、次男さんの麻痺が始まったのは、何月何日ですか?」
「6月3日でした。」
「では、長男の麻痺が始まったのは?」
「ちょっと日付は忘れましたが、3月頃です。」
「そうですか。
同じ時期じゃないんですね。」
「他に麻痺に関して、
二人の息子さんに共通した事はありますか?」
「そういえば、
2人とも3歳半になった頃から麻痺し始めました。」
「3歳半頃から2人とも右側が麻痺し始めたのですね。」
「はい。」
二人とも3歳半から障害が始まるというのは、偶然とは思えなかった。
やっぱり何かあるのかもしれない。
「因みに、三輪車は新品で買ったのでしょうか?」
「はい。中古じゃありません。
近くの自転車屋で買いました。」
「そうですか。」
「あのう、
誰か親戚か、先代の子か、親族の中に、
3歳半位で亡くなった男の子はいませんか?」
すると、彼女の顔色が少し変わった。
「先生、実は、
最初に産んだ息子を、3歳半で亡くしています。」
「えっ、
3歳半で息子さんを亡くされているのですか?」
「はい。」
最初に生まれた男の子が、
3歳半の時に、
ストーブの灯油がこぼれた所に引火して大火傷して亡くなったというのだ。
そして、詳しく話を聞くと、
もう1つ分った事があった。
それは、
問題の三輪車は、
その亡くなった息子さんに買ってあげた物だったのだ。
大火傷で入院した直後に、
元気づける為に、その子が欲しがっていた三輪車を買ってあげたのだという。
「元気になったら、三輪車に乗りましょうね。」
しかし、息子さんはその後、すぐに危篤状態になってしまい
「ゆう君!ゆう君、頑張って、
死なないでぇ!!
元気になって、三輪車に乗るんでしょ!!
ゆう君!」
結局一度も、
楽しみにしていたその三輪車に乗ることなく亡くなったという。
「信じられないかもしれませんが、
息子さんの障害は、
火傷で亡くなった最初の息子さんの霊障かもしれません。」
「霊障?」
「はい。
2人の息子さんが、相次いで3歳半頃から右が麻痺し始めたというのも、
亡くなった息子さんが、3歳半で亡くなり、
右側を重点的に火傷したというのが偶然とは思えないのです。」
「でも、それだったら、なぜ娘には何も起こらないのでしょうか?」
「実は、霊障ではよくある事なんですよ。
一族の男性だけが病気になったり、
何代も女性だけが不幸に見舞われたり、
逆に、代々女性だけに強運と才覚がついてまわって
女傑家系となったりする事があるのです。」
すると、彼女は「霊障なんて、ホンとに恐ろしいです。」
と言ったので、
「それは違いますよ。」
「亡くなった息子さんは、
化け物でも無ければ、悪霊でもありません。
きっと悪気は無かったと思いますよぉ。
多分、自分より大きくなってゆく弟達がうらやましかったんです。
自分はどんどん忘れ去られていくのに・・・
それがとても悲しかったのでしょう。
ちゃんと供養し続けてあげれば、
逆に皆を守ってくれる存在になってくれるはずですよ。」
「多分、息子さんはまだ成仏なさっていないかもしれませんね。」
「ええっ?
息子の葬式はちゃんとしましたし、お墓も建てました。」
「実は、
火事や火傷で亡くなった人は、成仏しにくいんです。
毎日、お水とお線香をあげて声をかけてあげてください。
あと、もし亡くなった息子さんが好きだった物があれば、
それも時々あげてやってください。
どうか、熱心な供養をしてあげてください。」
「どのくらい、供養すればよろしいんでしょうか?」
「最低1年はしてあげてください。」
「そんなに?」
「霊障がもう既に現れていて、
しかも2人に影響しているかもしれない場合、
強い念が作用していると考えられます。
1年は供養してあげてください。」
その後、
彼女は熱心に供養してあげた。
時々私の所に電話してきて、
どんな言葉をかけたらいいかとか、
お茶はあげなくてもいいのですかとか、
牛乳はいつどうやってかたずけたらいいかなど聞いてきた。
その都度、
「早く成仏してね。」の他に、
その子がいるとして話しかけたいと思った事を言っていいですよ。とか、
牛乳は15分位あげたら、お母さんが飲んであげると喜ぶでしょう。
お水は夜、「おやすみ」と言って下げて、翌朝新しい水をあげてください。
火傷で亡くなった子向けには熱い物はあげないで、お茶ではなく水でいいですよ。
とアドバイスした。
その甲斐があったのか、
3ヶ月位たった頃から2人ともひとりで歩けるようになり、
1年が経った頃には、
見た目普通の子供と変わらない程に回復したのだった。
もし、
貴方のお子様が不思議な病になった時、
それ以前に不幸にして亡くなった人か、若くして亡くなった人が
親族や近い血縁・家族にいないか調べて見てください。
もしかしたら、
彼女のケースの様な奇跡が起きるかもしれません。
彼女には、最後にこう言い付け加えた。
時々、仏壇の前に、
亡くなった息子さんが乗れなかった、
三輪車を置いてあげてくださいね。
きっと、
亡くなった息子さん、喜びますよ。
「ママぁ、
ママぁ!
ボクも、
ボクも、
三輪車に、乗っても いいんですか?」
http://www.youtube.com/watch?v=sQoGBG3CNNk
END。