●不思議な身障児
時々、
占いをしている最中に泣き出す人がいる。
ある時、中年の主婦の方が泣き出した。
「どうしましたか?」
彼女は「すみません。」と言ったっきり黙っている。
しばらくして、落ち着いたのか、
「実は・・・」と、
子供の事を話始めた。
2人の息子が、
ある日突然、
相次いで障害者になってしまったという。
彼女は、「どうして私の家にばかり、悪い事が起きるのか」と嘆いた。
こういう場合、
私は医者ではないので、ただ聞いているしかない。
誰にも話せない事を、聞いてあげるだけでも、
彼女のストレスの発散になるのだ。
淡々と自分の不幸を話す彼女の話をまとめるとこうだ。
最初に異常が出始めたのは、
長男が3歳半頃だったという。
ある日、
その子の右手が震えるいるのに気がついたと言う。
やがてそのしびれは、右足の歩行障害となり、
今ではまったく独りでは歩けないという。
当初医者に連れて行くと、
脳腫瘍の疑いがあると診断された。
髄液検査をして、
血液検査も行った。
しかし、
いずれの検査でも異常は見つからなかったという。
結局、
原因不明の歩行障害のまま脊髄空洞症の疑いがあるという診断だったという。
そして、半年前、
彼女を更なる絶望に落とす出来事が起きた。
それは、
次男も同じ症状が出始めたのである。
右手が震え出し、
そして右足の歩行障害が始まったのである。
自分の事よりも、この2人の子の行く末が心配だという。
こんな時は、私もただただ、彼女の話を聞くだけしか出来ず辛い。
下手に慰める言葉もかけずらい。
こんな時の占い師は、
無力である。
しかし、
彼女のある話を聞いた時、
「あれっ、」と
何か違和感を感じたのである。
それは、こんな話だった。
私が、
「次男さんは、半年前に何か変わった事をしたか、
変わった事が起きたかしませんでしたか?」
という問いに対して、彼女は、
「いえ、特に変わった事はありません。
初めて三輪車に乗り始めて喜んでいたのです。
そしたら、翌日から右手が震え出したんです。」
「三輪車ねぇ。
もしかして、
長男も三輪車を乗り始めてから右手が震え始めたとか?」
「そう言えば、そうだったかもしれません。」
私は、この時点で何か霊的な何かを感じた。
私が考えていると、彼女が、
「でも、先生、
三輪車は関係ないと思います。」という。
「なぜですか?」
「だって、娘もその三輪車を乗っていますが、なんともありません。」
「娘さんもいたのですね。」
「はい。」
しかし、
何だろう、このモヤモヤした疑念は?
娘さんの話を聞いても、三輪車が頭から離れない。
やがて、
闇の中から
2人の子を障害にした霊障が顔を出し始めるのである。
後半は、明日のブログに続く。