●無理心中
つい最近も無理心中のニュースがあった。
悲しい事である。
分かれた恋人の男が、元彼女をピストルで撃って、
自分も頭を撃って自殺したのだ。
彼としては、
別れるなら、
せめてあの世で一緒にとでも思ったのだろう。
しかし、
彼は自殺。
彼女は殺された。
であって、同じ死ではない。
従って、
あの世で一緒になることは、無い。
まだ、生きていれば、時々は会えただろうに、
死んだ直後から、一生会える事は無いのだ。
なぜなら、
彼女はあの世に行くかもしれないが、
彼はこの世に不成仏霊として留まる可能性が高い。
人殺して、自殺した彼は、地縛霊として一生その場所に留まる事になり、
来世は与えられ無い場合が多いからだ。
ただの自殺の場合は、
残された遺族の熱心な供養によって救われる場合があるのだが、
無理心中の場合、
殺人もしているので、ただの自殺とは違うのである。
殺人鬼として亡くなっているので、
死んでからがまた大変なのである。
人殺しした人は、成仏しそうになった時、
殺した相手の霊から足を引っ張られ、なかなか成仏できないでこの世で、
不成仏霊として留まり、来世がやってこないケースが多い。
また、殺された女性の遺族が亡くなれば、その遺族の霊からも足を引っ張れて、
またまた成仏できないで、
一生亡くなった所で地縛霊という事も考えられる。
だから、
人を殺した人は、
殺した相手の成仏をまず熱心に祈り、供養する必要がある。
まず、殺した相手が成仏しないと、
殺した人はスムーズに成仏しないのだ。
もし、
無理心中で相手を殺した男性を、熱心に供養する遺族がいない場合、
まず98%、来世はやって来ない。
自殺した場所で、
何度も自分の頭をピストルで撃つ動作を、
何千年も繰り返すだけの不成仏霊となるだろう。
無理心中がバカげているもう一つの理由は、
そうなってしまったとはいえ、一時はこの広い世界で出会った仲である。
この世では、出会うだけで、
来世ではふたりは結婚する素晴らしい人生が約束されている道だったりするのを、
自殺という形で、来世を全て消して無くしてしまうからだ。
この世では知り合うだけで、来世で結婚。なんてよくある事なのである。
無理心中で殺された方も、殺された無念から成仏が遅れるが、
残された遺族の熱心な供養により、やがて来世に向けて成仏するだろう。
本当に相手の事を愛しているなら、
相手を殺すという結論とはならない。
愛していなかったのだ。
無理心中まで思いつめたのなら、
どうせ死のうと思うのなら、何でも出来るはず。
もう自分の事は全て捨てて、
彼女の新しい人生を、影で応援しまくる事である。
自分の幸せを捨てた時、
本当の愛が生まれるかもしれない。