●銀の食器
このお話は、昨日のブログ(●霊の誤解)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11080728801.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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半田佳子さんが嫁として半田家に入ってから20年が経ったある日、
義理の母のルビーの高価な指輪が無くなった。
当然、佳子さんは、義母の物など盗るはずもなかったが、
義理のお母様は、「きっと、嫁が盗んだに違いない」と誤解するようになった。
義母は、ことある事に息子にあの嫁とは別れなさい。
とか、盗人の嫁とは一緒に食事は出来ないと、ことごとく佳子さんを敵視したといいます。
やがて、義母は、急性のガンになり、入院したのですが、
病気になってからも、佳子さんへの悪口は続いた。
こうして、義母は、佳子さんを怨みながら病気で亡くなったのでした。
ところが、義母が亡くなってから、半年が過ぎた頃でしょうか。
息子の夢の中で、お婆ちゃん指輪を返してくれるようにお母さんに言いなさい。
と言ってきたり、佳子さんの夢の中にも、
義理の母が怒っている顔で睨んでいる様子を見るようになったのです。
こうして悩んだ末に、私に所に相談に見えたのでした。
不思議な事に、人は亡くなると、
生前よりも冷静に物事を、考えられるようになる。
だから、
生前、犬猿の仲で、
ケンカばかりしていた親子や兄弟が、
どちらかの死後、残った方の熱心な供養で仲直りしたり、
逆に、守護霊として守ってくれるようになったりすることがある。
半田さんの場合も、
お婆ちゃんは生前、ルビーの指輪が嫁の半田さんに盗まれたと思い込んでいて、
とても仲直りできそうもない状況にも見えるが、
盗んだ場面を見た訳ではなく、
亡くなった今、冷静になったお婆ちゃんに、
真心で訴えれば、必ず分ってくれるはずである。
そこで彼女に、2つ事をするようにアドバイスした。
●1つは、毎日、仏壇のお婆ちゃんに、
毎朝、お水とお線香をあげ、花で飾り、
時々、お婆ちゃんの好きだった物もしくは、
常に必要としていた物を供えて、
「どうか早く成仏できますように。
お義母さん、私は貴方のルビーの指輪を盗ったりしてませんよ。信じてくださいね。」
と100日間、お義母さんに語りかけてください。
ちなみに、朝でなくても思い出した時に、話しかけてあげてください。
●もう1つは、お婆ちゃんが愛用していた物を借りて使う事です。
「何か、お義母さんが大切に使っていた物はありますか?」
すると、奥さんは、
お義母さんは、生前、
珊瑚のブローチと
べっ甲の櫛と
銀の食器を大切にしていたという。
まぁ、宝石類じゃない方がいいだろう。
「では、その銀の食器を毎日借りてください。
使わなくてもいいですから、夕食時にテーブルに置き、使い終わったら、
丁寧に綺麗にして返してください。」
その時、お婆ちゃんに語りかけてください。
「お義母さん、どうかお義母さんの銀の食器を貸して下さいね。」と頼んで借ります。
そして、返す時に、
「お義母さん、どうもありがとうございました。綺麗に磨いときましたよ。
お義母さん、私は貴方のルビーの指輪を盗ったりしてませんよ。信じてくださいね。」
と言って返してください。
一番大切なのは、
毎回指輪を盗っていないという事を真面目に、真心を込めて言う事です。
この事は、もちろん、奥さんの為ですが、
これは亡くなったお婆ちゃんの為でもあります。
亡くなった義母のお婆ちゃんは、
嫁に指輪を盗まれたと悔やみながら亡くなったので、
それが悔しくてなかなか成仏できないでいるでしょう。
だから、夢にまで出てきたのである。
従って、
嫁の「私は盗んでいない」という真心を込めた訴えを、
受け入れるという事は、お婆ちゃんにとっても渡りに船なのである。
嫁の訴えを受け入れる事が、
すなわち自分が成仏への道を歩み始める事を意味するからだ。
そして、
半田さんが、お婆ちゃん(義母)の供養を始めてから
1ヶ月ほど経った頃だった。
息子さんが、こんな事を言ったのである。
「お婆ちゃんが夢に出て来て、
誤解してたって笑ってた。」と言うのである。
それ以後、
半田さんも、お義母さんの怖い顔の夢を見る事は無くなったという。
それに加えて、不思議な事に、
友人や知人が家に訪れた時に、銀の食器を使うと、
とても和やかに幸せな時間を過ごせるという。
また、
家族でケンカや争いごと、意見の相違などでもめた時も、
夕食に銀の食器を使うと、
自然と仲直りできるのだというのだ。
その時、奥さんは決まって、
一言いったという。
「この銀の食器は、
優しかったお義母様の物なのよ」 と。