●コスモス畑の陰と陽
このお話は、昨日のブログ(●犬の幽霊)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11066952827.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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埼玉県の大宮に住んでる親戚の隣に、
やや大きな家に住む吉田さんというお茶友人がいるのですが、
その方の家に、犬の幽霊が出たというのです。
ある夜中、トイレに起きたら、猫がさわさわ動き回っているので、
庭の方をみると、庭に大きな犬がいるのです。
しかし、翌日朝起きて、庭を見回したのですが、
大型犬はおろか、犬の足跡らしきものも、まったく無かったのです。
そして3日後、小学生の娘も、
「昨日の夜、庭におっきな犬がいたよ」と言ったのです。
やはり、庭を見回しも、犬はいないし、足跡らしき物もありません。
またある日、みなが寝付いだ明け方の2時半頃に、
犬が吠える声が庭の方から聞こえたのでした。
当時、私も色々な事に興味があった頃で、
そのお隣の吉田さんの家に行ってみる事にしたのです。
吉田さんの家は、豪邸の割には珍しく、
駐車場が無い家でした。
駐車場は近くに20台停められる駐車場を経営しているとの事で、
自分達の車もそこに置いているとのことでした。
その分、庭を大きくとっている家でした。
奥さんが庭いじりが好きだとかで、
庭に入ると、
いきなりコスモス畑の華麗な風景が飛び込んで来ました。
家の中に入ると、
まず、犬の幽霊を見たという場所を教えてもらった。
すると、
吉田さんの奥さんも、小学生の娘さんも、
ほぼ同じ場所で犬の幽霊を見た事が分かりました。
2人の人間が、
同じ場所で幽霊を見たのであれば、真実味が増します。
ふたりとも、その犬は、
大型犬でやや白っぽいという点で合致しており、
また見た場所は、庭でも門の方だったという。
今まで、出た事が無い霊が出るという事は、
その霊が出始めた理由があるのが普通だ。
そこで、私はこういう場合、いつも聞いている事がある。
それは、
その犬の幽霊が出始めた1ヶ月前に、
何か変わった事をしませんでしたか?
という質問をする事である。
さっそく近くにいた、娘さんに聞いてみた。
「何か1ヶ月前あたりに、変わった事なかった?」
すると、娘さんはあったという。
「えっ、あった?
どんな事?」
「うんとね。歯が1本抜けたのぉ」
「なるほど、歯が抜けた?
それは大変だったねぇ。」
やっぱり、聞く相手を間違えた。
奥さんが、紅茶を入れて戻ってきたので、
さっそく、奥さんに聞いてみた。
初めから、奥さんに聞くんだった。
「何か1ヶ月前あたりに、変わった事なかったでしょうか?」
すると、
「あっ、ありました。」
「何? あった。
それは何ですか?」
「娘の歯が抜けたんです。」
私は、内心、
「それは、もう聞きました。 いったい何本抜けたんだ?別にいいけど」
そこで、質問を変えた。
「1ヶ月前に、
犬に関係した事は何かありませんでしたか?
犬とつくものであれば何でもいいです。」
「思い当たるものは無いです」という。
「ホントに無いですか?」
すると、奥さんが、
「そういえば・・・」
「そういえば?」
「娘の抜けた歯が、犬歯だったのですが・・・」
「ああぁぁ、
できれば、歯はもういいです。」お腹いっぱいです。
私は、とりあえず庭に出て、
犬の霊が出たという場所に行ってみた。
門の前に、さっき見たコスモス畑が広がっていた。
奥さんは庭いじりが好きだということだったが、コスモス花壇はとてもりっぱな作りだった。
聞くと業者の方に作ってもらったという。
そこに、さっきの娘さんが近づいて来て、ささやいた。
「この庭には、秘密があるんだよ!」と言うではないか!!!
「どんな秘密?」
「誰にも言わない?」
「言わない、言わない、教えて?」
すると、娘さんは、
「ここにね、
チータンの歯を埋めたのよ。
誰にも言わないでね。」
内心「言うかぁ!!!」
落ち着けオレ、落ち着け!!、心を乱すな。
深呼吸して、
目をつぶって考えてみた。
一番大きな疑問は、やはりなぜ、
1ヶ月前から霊は出始めたのか?ということだ。
というか、私は肝心な事を聞き忘れていた。
「すいません。見たという犬に見覚えはありませんか?」
すると、無いという。
念の為に聞いてみた。
「この屋敷で、大型犬を飼った事はありますか?」
すると、
「ああ、去年亡くなった御祖父さんが、ほんの一時期だけ
大型犬を飼っていた事がありました。」というのだ。
「その犬は、どんな色でしたか?」
「灰色よりはちょっと明るい感じの色だったと思います。」
私は内心、この犬の事じゃないかと感じた。
「その犬はどうなったのですか?」
「たしか、庭のどこかに埋めたと思います。」
私はその言葉に何か引っかかるものを感じた。
「この庭、1ヶ月前位に変えた所があるんじゃないですか?」
すると、目の前のコスモス畑を作ったのが2ヶ月前だと言う。
「それだ!!」
その後、帰宅したご主人にも確認を取って、分った事ですが、
原因は、やはり新しく作ったコスモス畑だったのです。
去年亡くなった御祖父さんは、4年前に、
ご友人が亡くなった時、
その友人が飼っていた犬を引き取り、この家で飼った事があったという。
しかし、その大型犬は亡くなった主人と別れてから元気が無くなり、
後を追うように半年で亡くなったのだ。
御祖父さんは庭の一角に、その犬を埋めた。
それから4年が過ぎた。
特に皆が可愛がった犬では無かったので、皆の記憶から消えていった。
そして、ある日、
犬を埋めた近くに、コスモス畑が業者によって作られた。
大きなコスモス畑が出来た事によって、
門から玄関までの通路が変化が出来て、
新しい通路は、
犬が埋められた墓の上を踏んでいく通路になったしまったのだ。
毎日、美しいコスモスを眺めながら、犬の墓を踏みつけて歩いていたのである。
その後、
さっそく、また業者を呼んで、
コスモス畑の真ん中に通路を作り、
犬の墓は少し立派にして、1週間毎日お線香をあげ、
犬の好きそうな物を供えて、詫びた。
すると、
それ以後、犬の幽霊は出なくなったという。
ちなみに、
動物の墓を上の様にしても何も起きない時もある。
その動物が生前、人間に忠実だった頭の良い犬だったり、
リーダー格の動物だったりすると、霊となりやすい傾向にあるようだ。
また、動物の墓は、8年過ぎれば、
特別な例を除いて、
上の様に幽霊になって出る事も霊障が起こる事もないだろう。