●真実の再現
このお話は、昨日のブログ(●道路を歩く息子の幽霊)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11045340393.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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複数の人が、道路を歩く息子の幽霊を見たという相談が舞い込んだ。
相談を持ちかけてくれたのは、その息子さんのお姉さんにあたる人だった。
ある日の夕方、彼女の弟さんが、サッカーの練習が終わっても家に帰らなかった。
そして翌日、道路脇の小川の中で、亡くなっているのが見つかったのである。
目撃者は無く、サッカー友達とは途中で別れ、その後の彼の足取りはつかめなかった。
少年は何故、川の中で亡くなったのか?
というより、彼は何故、川に入ったのか?
警察が自殺の線も捨て切れないとしているのは、
最近、少年がサッカーのレギュラーを外されて落ち込んでいるという情報があったからだった。
そんな時、近所の奥さんが、
「息子さんが道を歩いているのを見た」と言うのだ。
それを聞いたお姉さんが、現場へ行ったが、弟の霊が出て来る事はなかったという。
そんなある日今度は、母親が息子さんの霊を目撃したのだ。
母親は倒れんばかりだったと言う。
その後、今まで目撃情報は無くなったが、
息子は何かを伝えたいのじゃないか?と思うようになり、
お姉さんから私に相談が来たのだった。
はっきり言って、
こういう相談は難しい。
なぜなら、母親が見てから今まで、
息子さんの霊は、もう出なくなっているという。
しかし、
嘆き悲しんでいる母親の事を考えると、なるべく力になってあげたい。
そうなると、
残る手がかりは、目撃証言である。
そこで、相談者の彼女には、
お手数だが、
もう一度目撃者に詳しく話を聞いてきてもらう事にして、後日また会う約束をした。
その結果、
3人の目撃証言をまとめたものが下記だった。
●1人目の目撃者=近所のおばさん。
「息子さんが、亡くなった川に平行している道路を
家の方に向かってゆっくり歩いているのを見た。
車が来たら、消えた。」
●2人目の目撃者=近所のおばさん。
「息子さんが、亡くなった川に平行している道路を
家の方に向かって、悲しそうな顔して歩いているのを見た。
白いタクシーが前を通ったと同時に消えたという。」
●3人目の目撃者=母親。
「息子さんが、亡くなった川に平行している道路を
バッグを脇にさげて、
家の方に向かって歩いているのを見た。
タクシーが前を通ったら消えたという。」
霊が死後直ぐに、何人かの前に出てくる事がある。
その理由で比較的多いのが、
亡くなった時の様子を教えようと出てくる場合である。
その中でも特に多いのが、今回の様に、
亡くなった時、誰も目撃者がいない場合である。
という事は、
今回の場合も、息子さんは、
自分が亡くなった時の様子を伝えようと、出てきたのではないかと思ったのである。
そう思って、
改めて、3人の証言を見てみると、
車が通ったら、霊が消えたという証言で一致している。
状況から考えると、
答えは1つしか思い浮かばなかった。
それは、
「弟さんは、多分、
自殺ではなく、
車にひき逃げされていますね。
それも多分、
白いタクシー。
当たった時、バックに先に当たったので、
それがクッションになって、体が飛んで川の中に・・・。
だから、タクシーが通ると同時に消えた。」
「そうだったのですね。
やっぱり自殺なんかじゃなかったのですね。」
「はい。
自殺だったら、こういう出方はしないはずです。」
「ただ、なぜ?
私が3回も見に行った時には、
弟は、出て来てくれなかったのでしょうか?」
「こういう事は、波長が合わないと出なかったりします。」
「波長というと?」
「どんな波長かは、霊にしか分りません。
例えば、
貴方が行った3回とも、
その場に白いタクシーが通らなかったとか・・・」
「ああ・・」
「でも、なぜ?
もう出てこないのでしょうか?」
「それも分りません。
でも、
最後に見たのが、母親でした。
ここからは、私の推測ですが・・・」
霊が出たのは、
自殺かもしれないという見解が出始めてからです。
そして、その時、
母親は、
なぜ?
なぜ、自殺?
そんなに悩んでいたのを、気づかないでごめんなさい。と
自分を責めて、泣いたと言う。
多分、そんな様子を息子さんが見たのかもしれません。
「母さん、違うんだよ。
母さんが悪いじゃないんだよ。悲しまないで、
事故だったんだよ。」っと。
そして、
最後に母親に見てもらって、彼の出来る限りの事をやった。
「母さん、分ってもらえたかな。
事故だったんだよ。
だから、自分を責めないでね。」って。
その後であるが、
残念ながら、
ひき逃げのタクシーは、今も捕まっていないという。
しかし、
母親は、息子が自分を力づける為に、
出てきてくれた事に感謝し、
今も魂は側にいてくれると思うと、
元気に頑張れると言って、健康を取り戻したという。
少なくとも、
息子の愛情は、母親に伝わったのだ。