●不運の部屋
ある日、
不気味な話が飛び込んできた。
隣駅に全寮制の高校があるのだが、
そこにまつわる不思議な現象があるという。
その高校のサッカー部の部員は、
全員、全寮制のアパートに住んでいた。
ところが、
そのアパートの一室が、おかしいというのだ。
その部屋に入った人は、
次第に体調が悪くなり、
そして、
病気になるか、
ノイローゼになるか、
試合中に大怪我をしたりして、
やがて、
サッカー部を辞めていくのだという。
いつの日からか、
部員達は、その部屋の事を、
「不運の部屋」と呼ぶようになっていた。
アパートの3階の端にあるその部屋は、
他の部屋よりやや広い事もあり、
始めは、3年生が使っていたが、
その3年生が、その部屋を使い始めてから
頭痛がし始め、
そしてノイローゼになり、
サッカー部を辞めた。
その次に使い始めた3年生も、
ひどい頭痛がすると言って、
2年生の部屋と交換したのである。
そして、
代わりに入った2年生も、
やはり病気になり、
サッカーが出来ない状態となり、寮を出て行った。
その後も、チームの有力選手だった2年生が、
その部屋を使い始めて1ヶ月後に、
試合中にタックルを受け、
半月版損傷という致命的なケガをして、
戦線を離脱したのだった。
今、そのやや広い部屋は、
1年生に使わせているというのだ。
そして、
今度そこに入る1年生が、
私の知り合いの子供だった事から、
この不思議な話が、私の所に舞い込んだという訳だった。
寮の近くの喫茶店で待ち合わせをして、
北山君(仮名)と会った。
北山君は、
すでにその部屋に入居してから1週間が過ぎてきた。
最初は、1年生の自分が、3階の広い部屋をあてがわれて、
なんかおかしいという感じはあったそうだが、
不運の部屋の話を聞いたのは、3日目の練習中だったという。
「何か、最近頭痛がして・・・」と話すと、
「やっぱりか」となり、噂を耳にする事となったという。
やぼな事だが、一応聞いてみた。
「その話を聞いて、部屋を変えて欲しいって頼まなかったの?」
「そんな事、先輩に言えませんよ。」
この話を、私に相談したらと言った北山君のお母さんは、
「きっと、その部屋は、
以前、自殺者が出たとかで、
悪い霊がいるのかもしれない。」と彼に言ったという。
母親のその助言が、
余計彼を、不安にさせていた。
確かに、
聞くと、偶然にしては悪い事が起きすぎてる気がする。
やはり、
もしかしたら、何かあるのかもしれない。
あまり気が進まなかったが、
私は、彼の親友という事で、
私たちは、その
「不運の部屋」へと、行く事になった。
後半は、明日のブログに続く。
PS.
●これから仕事運が良くなる芸能人:
千葉 真一 さん