●邪魔な庭の木



ある庭に、


大きな木2本生えていました。


その家を買った時から庭に生えていたものです。












その物件を買ったのは、会社の社長でした。



これは、とても良い庭だ。


気に入った、買いましょう。


と、即決だった。









当時、会社は順調そのもので、


世の中の時流に乗った半導体で、


世界的な需要に支えられていました。









やがて、


季節はになりました。












すると、大きな木からは、


当然、沢山の枯葉が落ちてきました。











あまりの枯葉の量の多さに、


せっかくの庭も、


枯葉取りに大変です。












ご主人は、突然、


庭に生えていた大きな木を、


1本切ってしまいました。






これで、枯葉も減り、


庭へ注ぎ込む太陽も増えた。


そう満足しました。

















しかし、


それから2ヵ月後に、



急に体の具合が悪くなりました。






それと歩調を合わせる様に、


会社の業績も悪くなり、


株主達から責任を問われる事になってしましました。













私は、その庭に行った事があります。


切られた木の悲しみと同時に、


一緒に育った隣の木の悲しみも影響しているように感じられました。



木に魂が宿っている時があります。



そんな木を不用意に切ると、


運勢が急激に悪くなる時があるのです。









そんな実例を知っていただけに、


ある女性が、


私の所に相談に見えた時、



やはり、まず


切らない方法はないか


という事を聞きました。









そんな、


奥さんの相談とは、









■2人目の子供が生まれたのと、


年老いたお祖母と同居する事になり、


どうしても、


庭をつぶして家を増築することなったというのです。









「その木は、


 貴方が小さい頃からあったものですか?」



「はい。


 この家を買った時から庭に生えていました」




「そうですか。


 貴方より先に、この土地に・・・・・」



前のお話と同じだと思いました。









しかし、


彼女の事情を考慮すると、


その木には悪いけど、やはり残す道は無さそうでした。










「でも、


 よく木を切る前に相談にみえましたね。」





「実は、


 私、


 その木には思い出があるんです。」




そう言うと、彼女は思い出を語り始めた。










「小さい頃、


 私、鍵っ子だったんです。」




「そんな時、


 母が早く帰ってこないか、


 よくその木に登って、待っていたんです。」






「クリスマスには、


 今は亡き父と


 よくその木にトナカイの電飾の飾り付けもしました。



 だから、


 本当は切りたくないのです。」








「そうですか」





 
私は、少し考えてから、


彼女に、







「貴方の、その木に対しての心は、


 きっと、


 伝わると思いますよ。」






「では、


 貴方がその木を切っても、


 貴方に、その木の霊障が降りかからない方法があります。」








●まず、その木を切る3日前から毎日、


 その木に水をよくあげて


 それと、


 3倍に薄めたお酒をコップに3杯かけてあげて下さい。



●その時、その木に言ってあげてください。


「ごめんなさい。


 貴方を切る事になってしまいました。


 今まで、沢山の思い出をありがとう。


 小さい時は、母のように見守ってくれ、


 クリスマスの時は、綺麗に楽しませてくれて


 ホントにありがとう。」


など、貴方の気持ちをそのまま伝えてください。


それを3日間です。



●最後に日に、根元にお線香を1本点けて合掌して、


 最後のお別れと、


 最後のお礼を言ってあげください。





その木は、その3日間で覚悟を決めてくれることでしょう。


別れは悲しいけれど、


貴方に自分の命を、惜しんでもらった。


それだけで、納得してくれるはずですよ。






庭の木も、貴方と


一緒に生きてきたのですね。




「思い出を、


 ありがとう。」