●箱に入ったミニカー
このお話は、昨日のブログ(夢の中のタバコ)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-10900206646.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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ある女性が、相談にみえた。
夢の中に、亡くなった夫が出てきて、
タバコの箱をいじっている夢を、
何回も繰り返しみるという。
タバコを吸うでもなく、
タバコの箱を開けるのでもなく、
ただ、タバコの箱をいじっている夢を見るというのだ。
そして、その夢を見た後は頭痛がするというのです。
そこで、私は彼女に色々と質問しました。
「夢で見るという、亡くなったご主人の表情はどんな感じですか?」
すると、彼女は、
「タバコの箱をただいじっているだけです。
しいていえば、
箱をいじりながら、吸おうか吸わないか
迷って、
困っている感じでしょうか」
ご主人はタバコが大好きだったという。
「ご主人のご供養はされていますか?」
「はい、してます。
仏壇にもタバコや好きだったお刺身も時々供えています」
こんな時、
まず、
相談者が話してくれた事全てを鵜呑みにせず、
事実だけを取り出すという事は大切です。
それは、まるで刑事のような作業です。
例えば、上の会話から、
●タバコを吸おうか吸わないか迷っている
というのは、
夫人の考えた感想ですから、排除します。
つまり、
夢の中で霊は、
●タバコの箱をいじっている。
●タバコを吸っていない。
●困っているような表情。
●仏壇にはタバコとお刺身を供えている。
この4点の事実だけを考えます。
私は、これはタダの夢ではないのではないか。
つまり、
夢ではなく、
亡くなったご主人の霊が夢の中に出てきて、
何かを、ご婦人に伝えたいのではないか。
そう感じてきました。
そして、頭痛は霊障かもしれない。と
通常、
霊障は、大きく分けて2つあります。
1つは、怨みの思いが、霊障をもたらす場合。
そして、もう1つは、
何かのお願いの思いが霊障を起こす。(供養して欲しい等)
彼女の場合は、まず後者でしょう。
すると、
亡き夫は、夫人に何かをお願いしているはずなのです。
夢で訴えている事。
それはタバコでした。
そして、亡き夫はタバコが大好きだった。
この事から、
亡き夫は、何かタバコに関して、
婦人にお願いしているのだ。
きっとそうに違いない。と思いました。
「う~ん」
私もそう思って、婦人に供養しているか聞いたのでしたが、
婦人はキチンと供養しているようです。
しかも、仏壇に、
亡き夫が好きだったという銘柄のタバコを供えているという。
私の考えも、行き詰ってしまいました。
しかし、
タバコ以外では、夢の意味が無い。
きっと何か、
見落としている事があるはずだ。
もう一度、夢を整理してみよう。
タバコが大好きだった亡き夫は、
夢の中で、タバコの箱をいじっている。
そして、
困っている。
夫人にお願いする事。
タバコが大好きな夫が、タバコの箱をいじっている。
まてよ!
なんで、箱をいじっているんだ?
なぜ、タバコその物をいじってないんだ?
それに、
なぜ、タバコを吸っていないの?
大好きなら、吸っているはずだよね。
そうか、
そういう事か!
私は、以前、
こんな話を聞いた事があったのを思い出した。
それは、
ある男の子の話だ。
その子は、誕生日に、
とても欲しかったミニカーを父親に買ってもらった。
お店で買ってもらうと、
その箱を大事に大事に抱えて、
お父さんに、
「開けてもいい?」と聞いた。
父親は、
「家に着いてから、開けなさい」
「はい。お父さん」
でも、子供は早く開けたく開けたくてしょうがない。
そんな時、悲劇が起こった。
車が対向車と衝突して、
その弾みで、子供が車から投げ出されて、
頭を打ち亡くなってしまったのだ。
家族の悲しみは言い現れない程だったという。
慰霊の写真の前には、
好きだったミニカーの箱を置いてあげ、
男の子が好きだったドーナツも飾ってあげた。
しかし、
3ヶ月程が過ぎたある日の事である。
父親の夢の中に、
子供が現れたのである。
それも同じ夢が何回も続いた。
夢の中で子供は、
父親にたびたび訴えるのである。
「父さん、
ミニカーの箱を開けて!
箱を開けて見せて」
そう訴えるのである。
父親は、慰霊の前に置かれたミニカーの箱を手に取り、
箱を開け、中に入っていたミニカーを出した。
家に帰ったら、開けたいって言ってたんだった。
ごめんよ。気がつかなくて。
その後、父親は、
夢の中で、
ミニカーを手にしている嬉しそうな子供の夢を見たと言う。
私はそんな話を彼女にすると、
「貴方の夫も、タバコが大好きでした。
もしかして、仏壇に供えてあるタバコは、
箱のまま未開封なのではないですか?」
「はい。開けていません。未開封です。」
「そうですか。
では、家に帰ったら、
そのタバコの箱を開けて、
2・3本を出して、供えてみてください。
そして、出来れば、
鈴を鳴らしてから、
火事にならないようにして、
灰皿か何かの中に、
タバコの火をつけて、供えてあげてみてください。
1本を5分位でいいですから、
毎月、月命日にでも出来ればしばらくの間あげてください。」
そうお願いした。
今回の料金はいいですよ。前回頂いた分で。
「ありがとうございました。」
その後、
亡き夫がタバコの箱をいじるという
夢は見なくなったという。
そして、頭痛も無くなったそうだ。
こんな例は、全てには当てはまらない。
通常は、タバコの箱を供えれば十分だろうし、
ミニカーも箱に入れたままでも供えてくれただけで十分だろう。
なぜなら、
霊になるとタバコを吸えるわけではないので、
従って、
供えてあるだけで、満足なのが普通なのである。
しかし、
中には、上の話の様に、
大好きで大好きで、タバコその物をみたいとか、
亡くなる直前にこだわっていた事など、
細かい事を訴える霊もいるのだ。
だから、
生前、欲しかったバッグや靴を、買ってから、
直ぐに使う人もいれば、
せっかく買った靴やバッグも、
開けないまま、ずっと買った箱のまま眠らせている人もいるだろう。
そんな人は上の様にこだわって夢に出る事はない。
箱のまま自分の為に供えてもらっているだけで
きっと、満足だろう。