●津波被災地からの相談 2





お墓についての相談だった。






3月の大震災での津波で、



父が亡くなってしまいました。








今は仮埋葬という形になっています。





金銭的な問題などはありますが、


後に火葬後、ちゃんとしたお墓に埋葬したいと思っています。



その時、


父は漁師だったので、


山の高台が見える所にお墓を建ててあげたいと思っています。



また、


山の高台なら将来津波が来る事もないので、良いと思うのですが、



ご意見を伺えたらと思います。











電話での相談だったので、



上の質問が、


一語一句正しいかどうかは正確には思い出せないが、


このような相談だった。















私は、



「そうですか、心よりお父様のご冥福をお祈りいたします。」



と、前置きしてから、
















お父様のお墓を山の高台で海が見える所に、という事ですが、



お父様が漁師だった事。


お父様が津波で亡くなられた事を考えた、


貴方のお父様への心遣いは


お父様は嬉しいと思ってくれるはずですよ。







ただ、


山の高台で、海が見えるお墓は、


あまりよいとは言えません。










それには、


理由が2つあります。










まず、1つは、


いずれ貴方や家族も年をとるという事です。




つまり、


今はいいのですが、


将来、足腰も丈夫でなくなった時、


山の高台までお墓参りに行く事ができなくなる時が来るでしょう。






また、


山登りが苦手な人や、



度々行くのはおっくうだと思う家族もでるかもしれません。




仏様は、景色よりも墓参りによく来てくれる方が良いと思うのです。




だから、


山の高台にある墓地で、誰も来なくなった墓では、


よく淋しがる仏様が多いのです。



それよりは、よく来てもらえる場所の方が良いでしょう。






そして、



■もう1つの理由は、






亡くなった人は、


自分が亡くなった原因となるものが墓から見えると安心できないのです。





以前、


電車の事故で亡くなった人のお墓が、


電車の往来が見える場所であった為に、家族に霊障がおきた事がありました。




つまり、


津波で亡くなられたお父様は、



その海が見える場所は、



漁師であった事よりも、


津波の意識が高いと思われます。



従って、



安らぎを得られない墓所となってしまう可能性があります。






ご参考になれば幸いです。