●集められた観葉植物
このお話は、昨日のブログ(増築が招いた霊障)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-10874446826.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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友人の渡河が、
ある不思議な話を持ってきた。
町会長さんの家の増築をしていると、
誰も居ないはずのリビングルームから
夜中に話し声がするという。
また子供が謎の発熱を発症したり、
ご主人や奥さんが謎の関節痛になったりしたのだ。
私が、会長さんの自宅に車でかけつけると、
もうすでに渡河が到着していた。
ご丁寧に、土を掘る為のスコップを2本持っている。
彼の推理では、
床下に死体でも埋まっているのではないかというのだ。
「悪いな、かや、ほれ、スコップはもう借りといたから」
「なんだ、俺達が掘るのか?」
「会長に掘らせる訳いかんだろう。」
「そりゃあそうだけど、まだ掘るって決まった訳じゃないぞぉ」
町会長さんの家は、庭が広く、
花が咲き乱れていた。
「ここの奥さん、花や植物だ大好きで、
花屋敷と呼ばれてるんだよ」
そうしているうちに、町会長さんが出てきて、
「この度はどうもすみません。
どうぞ上がって下さい。」と玄関に招いてくれた。
玄関にも、大きな花瓶に沢山の花が飾られていた。
花も一見高そうである。
玄関を上がると、左手の部屋が居間で、
現在改築中だった。
つまり、この居間こそが、
渡河が指摘する死体が埋まっているのではという場所である。
私達はさっそくその居間にあがらせてもらった。
改装も内部は、ほとんど完成に近かった。
あとは仕切り部分の壁の仕上げを待つばかりとなっていた。
私は会長さんに質問した。
「会長さんは、ここの土地を買って、どの位になりますか?」
「15年位前ですかね。」
「今まで幽霊を見たとか、霊の声を聞いたとかありますか?」
「いや、増築してから隣のリビングで聞いた霊の声が始めてです。」
私は、念のために奥さんにも同じ質問をしたが、
ご主人と同じ答えだった。
「15年か」
どうやら土地の因縁はないようだ。
土地などに死体が埋められていた場合、
その上に家を建てた為に霊が出る事は、確かにある。
しかし、その場合、
家を建ててから程なくして霊は出るものだ、
つまり、
15年も今まで何もなく暮らしていたなら、
土地の因縁による霊障ではないだろう。
また、
私が念のために奥さんにも同じ質問したのは、
霊によっては、
男性の前には出ないで、
女性の前だけに出るものもあるからだ。
土地の問題ではないとなると、
次に注目するのは、
増築した部分である。
つまり、
増築したという事は、
どこかを潰したという事だ。
私は一旦外に出ると、
増築した部分を見回った。
床下部分も、かがんでのぞいて見てみた。
「会長、この増築した部分は、元はなんでしたか?」
「ああ、ここは、
野菜などを植えていた小さい畑になってた所でした。」
「なるほど、畑ですか、
井戸とかを潰したとかはありませんよね?」
「家には井戸はありません」
「では、ここに、
何か動物の墓とかを作っていたという事もありませんか?」
「いや、うちはペットは飼った事ありませんから」
「そうですか。ありがとうございました。」
どうやら増築した部分にも特に問題はなさそうだった。
その時、奥さんが、
「どうぞ、お茶を入れましたので・・」と言ってくれた。
「キッチンですみませんが・・・」
私達は、やや広いキッチンで、
ウーロン茶とカステラをご馳走になった。
広いキッチンにも3本のゴムの木があり、
他にも観葉植物が沢山飾ってあった。
一息つくと、私達は、
夜中に不思議な話し声がしたという
リビングルームを調べることにした。
私としては、
当初から、一番興味のあった場所だ。
リビングのドアを開ける前に、
10分程、みんなに静かにしてもらい、
聞き耳をたてた。
しかし、
さすがに昼間なのか話し声などは聞こえなかった。
リビングルームは、今回改装の対象ではない、
なのに、
なんで誰もいないこの部屋から声が聞こえるようになったのだろう。
なぜ増築後から声が聞こえるようになったのだろう。
そんな疑問を持ちながら、
私は、リビングのドアを開けた。
「な、なんと!!!」
ドアを開けた途端に目に入った光景に、
私は驚いた。
リビングルームは、
森だったのだ。
いや、
森と見間違ってしまう位に植物で一杯だったのだ。
所かまわず植木鉢や観葉植物が置いてあった。
「これだ! これが原因だったのだ!」
私は、観葉植物や植木鉢がぎゅうぎゅうに置かれた環境では、
植物が息苦しくなり、
霊障を起こすという事は聞いた事があった。
しかし、
実際に目の当たりにしたのは、今回が初めてだった。
沢山ぎゅうぎゅうに置かれた植物によって、
部屋全体が息苦しかった。
居間が改築中になった為に、
居間にあった観葉植物と植木鉢が
全てこの部屋に集められていたのだ。
植物が話す事が出来ると言っても誰も信じないだろうが、
植物に心地よい音楽を聞かせると、
聞かせない植物よりもより早く、より綺麗な花を咲かせるという。
植物には音を聞く能力がある。
さすれば、音を発する事ができないと誰が断言できよう。
植物の生霊が原因だったのだ。
夜中にリビングから聞こえた声が、
植物からだったとは、
町会長にはあえて言わなかった。
私にとっては、
今回の出来事は一種感動でもあった。
ちなみに、
植物の霊障としては、
初期症状として、
筋肉の痛みや関節の痛みがあると聞いた事があった。
また、
植物の霊障は微妙に作用する為に、
一番最初に子供に影響されやすいとも。
多分、
このリビングルームの環境を直せば、
子供さんの発熱も奥さん達の関節痛も治るだろうと思われた。
「力仕事は渡河の出番だぞ!」
「あいよ」
その後、全員でリビングにある観葉植物を玄関や廊下など、
それぞれに合ったスペースを保たせ、仮の場所として移動させた。
一時間後、
私達は車で岐路についていた。
すると、渡河が、
「ねぇ、かや、今回の様に、
植物を沢山置きすぎて霊障が起きるなら、
植木屋さんとか、
花屋さんなんかは、霊障が沢山起きているんじゃないの?」
「渡河も、たまにはいい質問するなぁ」
「実はね、
オレも始めはその事を不思議に思っていた時期があったんだ。
でもね。ある日、
大きな花屋さんに行った時、感じたんだよ。
こんなに沢山、花や植木鉢が所かまわず置いてあるのに、
暗い空気じゃないんだ。」
「どう説明したらいいか分らないけど、
自然界には、
「流れる水は腐らない」という原則があってね。
それが花屋にも循環という形で、生きているんだよ。」
ぎゅうぎゅうに置かれた植木鉢も、
明日になったら、売れて、
新しい場所に行く。
つまり、
今いる場所(花屋)は、
仮の場所だって、分っているみたいなんだな。
不思議だろ」
「むしろ、隣の花よりも早く買われて欲しいと競って
頑張ってより長く、
より綺麗に咲いているとさえ思われるんだよ」
「まさか、植物がそんな事、思ってないだろ?」
「普通、そう思うよね。
でも、
植物にも命があって、生きているんだよね。
だから、時に霊障もおこるんだよ」
「オレは信じないからな!」
「別にいいよ」
PS.
その後、町会長さんの奥さんは、
余分と思われる植木鉢を、友人にあげ、
観葉植物はそれぞれ十分なスペースをとって置くようにしたという。
すると、リビングでした謎の声もし無くなり、
子供さんの発熱もおさまり、関節痛も無くなったという。
PS.
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