●震災地から相談者
以前からの相談者で、
今回の大震災で、6歳の子供を亡くされた方がいる。
3日程前、その人からこんな電話があった。
■子供を津波で亡くして以来、何もする気がおきなくて、
でも、何か突然先週ですが、
息子が行くはずだった小学校を見たくなりました。
外出しても、
子ずれの親子を見ると辛くて、ずっと家にこもっていましたが、
こんな事じゃダメですよね。
子供や肉親、友人を亡くしたばかりの人の心は複雑で辛い。
そんな方へのアドバイスも簡単ではない。
私は、
「そうですか、心よりご冥福をお祈りいたします。」
と、前置きしてから、
親しい霊が側に来たと分る時がたまにあります。
姿は見えませんが、
近寄ってきた霊に影響される事があるのです。
例えば、
今まで、納豆など好きではなかったのに、
急に納豆が食べたくなる。
そんな時、
聞いてみると、先日亡くなったお爺ちゃんが納豆が好きだったりする。
もしかしたら、
亡くなったそのお爺ちゃんの霊が近寄ってきて
納豆を供えておくれと訴えていたりする事があるんですよ。
貴方の場合も、
実は、これに似ているケースなのですよ。
「特に何かを食べたくはなっていませんが・・・」
いえ、貴方の場合、
食べ物ではなく、
学校なんですよ。
きっと息子さんは、
4月から入学するはずだった小学校を楽しみしていたんですね。
「はい。」
先週と言えば、小学校の入学式です。
貴方が急に学校に行きたくなったのではなく、
貴方の側にいた息子さんの霊が、学校に行きたかったんでしょう。
「どうしたらいいですか?」
行くはずだった学校に連絡して、
事情を話して学校に行ってみてはいかがですか。
その時、貴方の家にある、
息子さんの写真とランドセルを持って行ってあげてください。
そして、
たった一人の入学式をしてあげてください。
「ひろし、入学、おめでとう」って。
息子さんは喜びますよ。
そしてきっと成仏しやすくなるでしょうね。
肉体は無くなっても、
まだまだ貴方を頼りにしている貴方の子供なんです。
「ありがとうございました」
あっ、
あと1つ。
貴方の息子さんは、
貴方の事も心配している意味もあるのですよ。
家でふさぎこんで、
閉じこもっているのを、きっと心配しているのです。
だから、
「一緒に外に出ようって」言ってる意味にも感じるんです。
息子さんの為にも、元気を取り戻してくださいね。
そして、
息子さんが行きたかった所、
食べたかった物、
代わりに経験してあげる位にね。
「はい。ありがとうございました。」
お母さんは
電話口で少し泣いているようだった。