●姉の宝石




ある女性がみえた。




占いというよりは、相談であった。










「実は、去年、


 姉が亡くなりました





 姉はバリバリのキャリアウーマンで、


 事故で亡くなるまで結婚もしませんでした。」









「亡くなった後、


 姉が所有していた宝石やネックレスなど、


 両親は妹の私が使いなさいと言ってくれます。」








「でも、
 
 姉は生前、


 けっこうケチで私に貸してくれた事など一切ありませんでした。」





「もし、このまま私が全部もらってしまったら、









 なにか霊障とか怨みをかうのではないかと、心配です。」





と、そんな相談でした。




























確かに、


宝石類などは、人の念とか魂が入りやすい。





形見分けとかでもらったのなら、問題は無いが、


そういうわけでもないようだった。












他にも事情があるかもしれないので、


霊障がでるかどうかは分らないところ。


お姉さんの性格しだいかもしれない。







ただ、


せっかく高価な宝石やネックレスを、


ただ寝かせておくのももったいない話である。















そこで、


私は彼女に、


無難な解決法を提案した。

















「宝石やネックレスをもらわなければいいのです。」




「えっ!?、


 どういうことですか?」






「まず、空いている引き出しかタンスを決めます。」



 そして、


 お姉さまの名前を書いて、
 
 例えば、
 
 ”村上りつ子様の持ち物”という風な引き出しかタンスに貼ります






 その中に、


 お姉さまの写真と、宝石やネックレスを入れて仕舞います。





その後、


いざ大事なパーティとか結婚式に、


借りたい宝石やネックレスをそのタンスから出して、



仏壇にお願いします。



お姉さま、この宝石を明日のパーティでお借りします


 よろしくお願いします。」



そして借ります。




使い終わったら、


またタンスに戻します。


それから


仏壇に


「使わせて頂き、ありがとうございました。」とお礼を言って、



何か、お姉さまの好物だった物か、


お花をお礼に飾りましょう。



この方法でうまくいけば、


むしろ、それらの宝石を使用することで、


守ってくれる可能性もありますよ。




「そうします!」




彼女は安心したのか、喜んで帰っていった。