●死への旅立ち
今日お話することは、
怖いお話です。
怖がりな人は、
ここから先を、読んではいけません。
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私が、実際に胆石で、
病院に入院していた時のお話です。
4人の相部屋でした。
私の病室からちょっと離れた所に、個室があり、
何人かの病人が入院していました。
その個室に田中さん(仮名)という病人が入院されていました。
かなり重症だという事を聞いていました。
ある夜中、
どうしてもトイレに行きたくて、
廊下の奥のトイレに行く事になりました。
途中ナースが居る受付を通るのですが、
あいにく誰もいませんでした。
こんな時、
あまり怖がりでない私でも、
さすがに、ちょっと気持ち悪いです。
トイレも無事終わり、
部屋に帰る途中でした。
なんか温かい空気になりました。
長い廊下の真ん中あたりに急に、
現れたのです。
個室に居た重病患者の田中さんが廊下に出てきたのです。
ドアも開けずに。
田中さんは歩ける状態ではなかったので、
明らかに田中さんの霊と思われました。
田中さんは、マスクや点滴などはしていません。
はっきりと人の姿はしていません。
全体がすごく薄いのです。
人の輪郭と言ってもいいでしょう。
薄い輪郭が動いていると言った方がよいでしょう。
多分、
私よりも霊感の強い方であれば、
もっとはっきりと田中さんの姿として見れたと思います。
私にはかすかな人の薄い輪郭しか見えません。
その薄い輪郭が動いている感じです。
私は思いました。
「田中さん。
お別れに行くんだ。」
多分、
多少霊感を持つ看護婦さんであれば
何回か見た事があるのではないでしょうか。
私が考えるに、
霊としては、もっとも人間に見えやすい霊だと思っています。
なぜなら、
お別れに行く霊だからです。
死ぬ間際の霊は、今生の別れという事でもあり、
むしろ発見して欲しいという願いもあるのです。
だから、
一度も霊を見た事がないという人でも、
死ぬ前に友人がお別れに来たとか、
今そこに祖父が居たような気がしたとか、
夢で祖母がさよならを言ってきたとか、
という現象として見たりします。
しかし、
心配することはありません。
このような霊を見たからと言って悪い事は起こりませんし、
襲われたり、呪われたりすることもありません。
この人の霊は、死への旅立ちを悟った魂が、
今までお世話になった人や、
死ぬ前にもう一度会いたい人や
死ぬ前に是非お礼を言っておきたい人の所へ行くのです。
むしろ、感謝したいという人に見えるはずです。
病院で見るそういう霊は、
その体から魂が抜けて幽体離脱したのを目撃したのです。
こんな風に霊になってお別れに行く方の半数は、
多分1ヶ月以内にあの世に旅立つことでしょう。
彼も、彼の霊が部屋を抜け出した3日後に亡くなりました。
しかし、きっと
田中さん、
多分、悔いのない、よい別れをしてきたと思います。