●脳梗塞(のうこうそく)
私は、医者ではありません。
だから、これからお話することは、
信じなくてもいいですし、
ただ聞き流して下さって結構です。
占いのお客様は、
女性の方が圧倒的に多い。
そんな中で、
男性二人というのは大変珍しいので、
今でも、彼らの事はよく覚えている。
一人の男性は、
還暦を迎えたという父親で、
もう一人は、
歩くにも不自由な彼の付き添いの息子だった。
父親は、
脳梗塞で倒れ、
命は助かったものの、
言語障害と体半分の機能障害が残った。
問題はその後だった。
父親は将来に希望を失い、
また、息子夫婦に面倒をかけたく無いと、
大量の睡眠薬を飲んだ。
幸い大事に至らなかったが・・・・
そんな二人が目の前にいた。
しかし、
せっかく来て頂いたのだが・・・・・
将来に絶望し、
脳梗塞で体半分が麻痺している人に、
医者でもない私が、
どんな未来を語ってあげらるというのだろうか?
ただ、
彼を見ていると、
なんとなく、
とても良い守護霊がついている感じがした。
私は父親に聞いた。
「歌を歌ってみませんか?」
父親や息子にひそひそ言葉を交わして、
息子が答えた。
「父は歌はあまり好きではないとのことです。」
「・・・・・」
「では、本はどうですか? 好きな本とかありますか?」
「ハイ。本なら。今は読みませんが・・・」
「そうですか」
「ではまずは本を読んでください。
そして、できれば、その後、
歌を歌えるようになってください」
「本や歌は貴方が好きなもので結構です」
ただし、条件が2つだけあります。
●1つは、本や歌は声を出して、
貴方の守護霊に聞かせてあげるつもりで読んで下さい。
心の中で読むのでは、意味がありません。
心の中で歌うのでは、意味がありません。
守護霊に聞いてもらうように声を出して歌ってください。
恥ずかしがらずに。
●もう1つは、
時々、守護霊やご先祖様を供養してお願いして下さい。
「どうか、みんなに聞かせられる様に、
歌がうまくなりますように、お手伝いください。」と。
二人は半信半疑で帰られた。
というか、多分、
ここに来て失敗だったと思っていたと思う。
この話の結末は、
偶然だったのかもしれない。
その後だいぶたってから、お電話を頂いた。
段々と脳梗塞の体が回復してきたという。
そして現在、
お父様は70歳。
外見からは、脳梗塞した人には見えないほどに驚くほど回復し、
今では歌が好きになり、
カラオケ教室に通って、第2の人生を謳歌している。
人間あきらめてはいけない。
PS.私は今でも、
人間の肉体の無限の可能性と、
霊に捧げる歌の神秘性によって、
何割かの脳梗塞の人は上の方法で治るかもしれないと信じている。