●発展しない会社
東京の銀座に行く用事があったので、
昼食に友人を誘った時の話である。
友人は有楽町の近くのビルの中にある、会社に勤めていた。
二人で昼食を食べた後、
ひょんな事で彼の会社に寄ることになった。
しばらく、彼の会社の応接間で待たされていると、
女の子がお茶を持ってきてくれた。
「あっ、ありがとうございます。どうかお構いなく」
お茶をすすりながら、思った。
なんか落ち着かないなぁ
そうかこの部屋、
窓が無いんだ。
ビルの中の応接間ではよくあることである。
そんな感じを持ちながら、帰路についた。
その夜、彼と電話で話した時に、
「お前の会社、今どうなの?」
「実はあんまり良くないんだよね。
製品はいいんだけど、営業成績が上がらなくてさ」と彼は言った。
私は、
「今日通された応接間さぁ、窓が無いよね。」
窓が無い応接間を持つ会社は、
営業成績が上がりにくい場合がよくある
そこで、
「応接間に絵か写真を飾った方がいいよ」
「どして?」
「まぁ、簡単に言うと窓の代わりにするんだよね」
方法は風水的であるが、
霊的にもこの方法は正しいのである。
「そうなんだ、じゃあ上司に言ってみるよ、どんな写真でもいいの?」
「空が綺麗な風景写真か風景画がベストだけど
自然を表現した花や森林の写真なんかでもいいと思うよ」
その後、
彼は上司に空が写った写真を飾る事を提案したが、
却下された。
しかし、彼はあきらめずに、
「却下されたよ、なんかいい方法ないかな?」と電話してきた。
「そうか、却下されのか、
じゃあ、」
「カレンダーの写真でもいいんだよ。
写真がなるべく大きいものをね」
彼は上司に、応接間にカレンダーを飾ることを再度提案した。
この提案は通った。
さっそく彼は自然の写真がテーマになったカレンダーを買ってきて飾った。
具体的に言うと、日本庭園をテーマにしたカレンダーを買ったそうだ。
偶然かもしれないが、
その後、会社は持ち直したという。