●姫とオナラ


「爺、爺、」


おお、姫、こんなに早く学校からお帰りでしょうか?


「今日、学校でオナラして、恥をかいたのォー」


「おなら? はて、爺は毎日しておりますが?」


「女の子と爺を一緒にするでない!!  
明日の舞踏会では隣の国の王子が来るの。
もうオナラしたくないわ」


「ハテ、それでは料理人に言いまして、とりあえず、本日は肉料理を止めておきましょう。」


「爺、姫は、肉は大好きじゃ、」


「しかし、姫、肉は臭い匂いの元になりますし、肉は体臭もキツクしますぞ」


「そうなの、じゃあ、今日だけ肉食べるの止めておきましょう。」


「爺、どうしてオナラはでるのじゃ、姫は嫌いじゃ。」


「姫、オナラは大切なものでございます。」


「姫は毎回、出るの我慢しておるのじゃ、」


「姫、それはいけませぬ、
オナラはただの空気ではござりませぬ、
アンモニアや硫化水素などといった、
身体に良くない毒素成分が含まれているので危険なものでございます。
ガマンしてしないと、体の中に逆戻りして、また血液の中に戻ります。


「姫は、恥ずかしい思いをするなら、その方が良い。」


「それはいけませぬ、
そのオナラ毒素は、肝臓に大きな負担をかけて、
肌荒れや、吹き出物を起こさせます。
オナラしない人は、肌荒れしやくなりまするぞ、」
また、数年ガマンすると、大腸がんになるとも言われておりまする。」


「あら、そうなの、姫もちょっとだけなら、オナラしようかしら、
でもなぜ?オナラするのかしら?」


「オナラの70%は口から入る空気なのですぞ、
20%は腸内の悪玉菌が発生させるガス(便秘等で)です。」


「そうなの、口から入る空気?」


「爺も、よく国王の前で、緊張しますと、つばなどを飲み込みまするが、
その時に一緒に空気も飲み込みますのです。
だから、緊張するとオナラが出やすいのでございいます。
逆に言えば、ゲップをよくする人は口からの空気を口から出すのでオナラも少ないのです。」


「爺、何か、オナラを抑える薬はないのか?」


「ありまする。薬局にありまするが、効果は気休め程度でございまする
それよりも、運動した方がよっぽど良いでございまするぞ、
運動で体を動かして、ハア、ハア、呼吸することによって、
口から入った空気がだいぶ出るのでございまする。
だから、スポーツ選手や運動する人は一般の人よりオナラが少ないのでございまする。」


「姫は帰宅部じゃ」


「爺も、スポーツは苦手でござりまする。」



小さい沈黙・・・・




「姫、しかし、日頃の健康な人の便は、
普通のバナナと同じ大きさと形の便が目安でございます。
健康のしるしでございます。」


「爺、そんな事は、聞いておらん。口がすぎるぞ。」


 「便がコロコロ石のようだったり、、水っぽい便だったら、食物繊維が足りないので・・・・」



「爺、それ以上言ったら、クビじゃ、ブログの読者が減るわ!」