隣に、愛すべき生意気な、チビが住んでいる。
早朝、ゴールデンの愛犬とゴミ出し兼ねて、軽い散歩にでた。
ん!?隣のチビだ。
いやな予感。
(チビ)「よっ!占い師!」
と声をかけてきた。
(かや)「おはよう。」
(チビ)「ノロって、10回言ってみて」
なっ!?なんだ、いきなり
まあいいだろう。
(かや)「ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。ノロ。」
(チビ)「フランダースの犬の、犬の名前は?」
(かや)「ネロ!」
(チビ)ブー!!!!
「パトラッシュで~す」
なぬっ! そうだった!! や・・やられたぁ!
フランダースの犬で何回も泣いたのに!
パトラッシュの人形と置物も買ったのに! 不覚 じゃ!!!
(かや)「いきなりの不意打ち、不覚をとった」
「なにとぞ、もう一問お願い申す」
(チビ)「いいよ。」
「じゃあ、ひらやまって10回言ってみて」
(かや)「平山。平山。平山。平山。平山。平山。平山。平山。平山。平山。平山。」
11回言ってしまった。おまけだ!
(チビ)「世界一、高い山は?」
(かや)「ヒマラヤ」
フッ。あぶなく舌がからまるとこだったぜ
(チビ)ブー!!!!
「エベレストで~す」
し・・ しまったぁ!!
(ちび)「そんなんじゃ、占いも当たらないんじゃないの!」
勝ちほこって、小学校に向かうチビの後ろ姿を見ながら、
私はこうつぶやいた。
で、でも・・・
いやな予感、当たってたモン