柳本ジャパン、オリンピック出場おめでとうございます。
全日本女子がオリンピックで金メダルを取る為の19の改良点。
誰か、柳本監督もしくは、そのスタッフに伝えてください。
1.荒木選手の改良点。
おとりでスパイクに飛ぶ時、打つマネの腕を振りぬいてはいけない。腕を振りぬいた瞬間おとりは
終わる。しかし、手を高く上げたままでいれば、相手はまだフェイントの可能性があるので、0.2秒
おとり時間は持続され、相手バック守りの目をも釘付けされる。また腕を振りぬかないので、ネットタ
ッチする可能性が低くなり、よりネットに近よれるのでリアル感が増す。
●相手が中央のクイックを打ってくる直前に相手セッターの癖が出ることをデータで確認せよ。
例えば、相手セッターが足を揃えてボールをあげようとしている時は、遠くへ大きいトスをあげようと
しているので、反対側のスパイクが来る。そして、セッターが両足を大きく開きぎみでトスを上げよう
としてるときは、中央のクイックである。両足が揃っていない場合、バックトスか時間差である。
2.柳本監督の改良点。
●2試合以降、選手へのアドバイスが的確に伝わらない時がある。
なぜなら、喉がかれて、何を言っているかよく分からない時がある。
喉へのスプレーや水分、飴など、試合中、タイム終了直後などにケアが必要である。
●相手サービスの時に限り、指示をコートの後ろの方でするとよい。そして相手サーブが大きい時
にアウトと判断する手助けをするとよい。(実際は、コーチがマスターし、コーチがアウトと判断した
ら、柳本監督にさわり、さわられた監督がアウトと叫ぶ)コーチは相手サーブの軌道を的確にアウトか
入ったかを判断する訓練をするべし。場合によっては、相手スパイクをもアウト判断する手助けまでも
が出来るようになる。
3.大村選手の改良点。
少なくとも、竹下選手との交代である限り、トスの練習はスパイクの練習よりも大切と心得える
。韓国戦でトスミスして1点を失った場面がオリンピックでも現われないよう。
4.木村選手の改良点
●相手サービスの時、木村選手が狙われるケースがあるが、そんな時、それを利用する。狙って
くると思われる時、相手がサーブを打つ前は身をなるべく低く低く構えて、相手が打つ助走に入ったら
、通常のポジションもしくはやや腰を上げて高くする。相手は低い構えの木村選手を狙っているつもり
で打つが、打つ瞬間に見る木村選手は思っている位置より高いので相手サービスが大きくなり出る可能
性が5%高くなる。
●ブロックする時、相手はクロスに打ってくると思ってブロックする方がブロックできる確率が
あがる。またブロックは手でなく腕(手とひじの間)に当てるようにするほどブロックポイントになる
。
5.佐野選手の改良点。
相手スパイクに対して、こちらのブロックが2枚飛んだ時、自分の方向がブロック2枚で止まって
いる時は、自分より後ろに撃たれるロングスパイクは捨てて、前進してブロックにかかったワンタッチ
とフェイントを取りに中央に出る方がよい。
●サーブのアウトかインの判断をコーチとの連携で(間に監督が入るかも)するとよい。
●仲間のレシーブした玉が大きくコートの後ろに飛んだとき、これを追うケースが間々あるが、
ジャンプダイブして取りにいくのは間違いである。後ろに飛んでいる玉を例えレシーブの腕に当て
てもコート中央に戻すことはできない。物理的に見ても、後ろに飛んでいくボールは真上に上げるのが
精一杯で、もう一人がそれを返すことはできない。また身体的にも怪我の可能性が高い。こんな時、足
でけりあげるのが唯一捕れる方法であり、危険でない方法である。普通、相手スパイクを足で取るのは
怪我するのでお勧め出来ないが、一度仲間に当たってから後方にあがった玉であれば大丈夫である。後
方に逃げていく玉は腕に当てる方法では返せない。足でけり返す方法以外は無いのである。したがって
、後方にいった玉を取る時は、野球でベースに滑り込む要領で落下点に滑り込み、足でバックパスする
要領でけるべし。騙されたと思って一度試すべし。
●栗原選手や高橋選手の普段のスパイク練習は、竹下選手のトスからのスパイク練習の他に、佐野選手
からのレシーブトスからのスパイク練習もすべし。本番でのいきなりよりも、普段からの練習がものを
言う。スパイカーの練習だけなく、この練習により、佐野選手にもどういうレシーブトスが高橋選手に
打ちやすいのか、栗原選手にはどういうレシーブトスが打ちやすいのか分かってくる。佐野選手はレシ
ーブのスペシャリストである。従って、いまさら普通のレシーブ練習をするよりも、レシーブトスから
のスパイク練習をさせるほうが、はるかに有益な練習となる。
●仲間がはじいたボールを背伸びもしくはジャンプして捕りにいっても届かないでフォローできない場
合がよくある。そんな時、背伸びやジャンプしても届かないと感じたら、そのボールを直接捕りにいか
ず、落下点に向かうのが正しい。場合によっては足で捕る。
6.高橋みゆき選手の改良点。
●守りの時、相手がスパイクに飛んでから、急いで後ろすり足でバックしてはならない。フェイン
トや前に落ちる玉を取ることができない。そんな時は、諦めてそのポジションで守るか、直ぐに前に出
られるようにバトミントン選手のように前にも直ぐに反応できる下がり方を学ぶべし。
●基本的には、間に合えばサーブをより落ちるように手を変化させるか、上げるボールを変化させるか
して、ボールの軌道をやや上に打って相手コートに入る確率を上げることが望まれる。
7.竹下選手の改良点。
●相手のスパイクがネットに近い時に限り、より高いブロックでコースを防ぐ為に、ワン・ハンド
・ブロックを身につけるとよい。
8.栗原選手の改良点。
●バックアタックのボールの軌道がやや低い。通常の自分のアタックよりも若干高い軌道で。
●フェイントは天井の方向に上げる感じでブロックの後ろに落とすとよりよい。前に押す感じでフェイ
ントすると以外と距離が出てしまいバックのディフェンスに捕られてしまう。
●栗原選手のスパイクは思い切りがいいので、ブロックされると、大きくコート中央に戻ってくるの
でそれように1人、コート中央以降に戻っておくか、クロスに打つ球がブロックされるとライトブロックのところまで飛んでくるのでフォローしたい。
9.多治見選手の改良点
●おとりで飛ぶ時、アクションが早すぎる。おとりはなるべく長い時間、自分の存在を相手に意識させたい。従って、フェイントアクションの方がより長くあいてに自分を意識させるのでよい。
●トスにやや難があるので練習したい。
●押し出すサーブゆえに、でる可能性がたかい。思い切り打っても入る位置まで下がって打つことも考えて何か考慮したい。
10。相手選手のスパイクに対するブロック。(相手のバックアタックを除く)
相手の選手がレフトもしくはライト攻撃でスパイクする時、ネットから離れてアタックライン付近
から打ってくるスパイクに対する日本のブロックは確率が悪い。したがって、このスパイクに対しては
、ブロックに飛ばない方がよい。ブロックした為に、ブロックアウトになったり、そのまま打たせれば
、こちらにチャンスボールがくるものを、軽いブロックでまた相手に違うアタックチャンスを与えてし
まっている。また無駄なブロックに飛ばないことで体力に消耗を抑えることもできる。
11.バックアタックの改良点。
バックアタックをする人は、真ん中で待っているだけでなく、常に相手ブロックが1枚になる方
へ真ん中よりそっちの方向へ常に移動しながら待つべし。場合によっては、サイドに寄っておく
12.ディフェンス。
●よく、大きく上がったトスがネットに近い時がある。こんな時、相手にブロックされたボール
はコートの後ろの方に大きく戻るので1人は後ろに戻っておくと心がけよ.
●サーブで相手をくずした時、データによると、日本がポイントを失うケースは、相手が苦し紛れに、
フェイントや2アタックなど、こちらコートの中央に落ちるボールがほとんどです。
従って、サーブで相手をくずしたら、相手はまともな攻撃ができないので、中央を固めるディフェンス
を取れば、チャンスボールが帰ってくる。
●サーブで相手をくずした後、日本が得点を失うケースの8割が相手のフェイントや2アタックによるこちらのコートの中央に落とされるボールである。サーブでくずされた相手はちゃんとした攻撃ができずに苦し紛れにやる小細工によるものである。つまり、サーブで相手をくずしたら、日本は中央をまず固めることによって、チャンスボールを得る確率がかなり高くなる。
●相手のクイックと時間差に対する対策。クイックと時間差の7割が中央に落とされて点を失っている。つまりクイックと時間差を多用するチームに対する時、コート後方を捨て、中央重視にする為に、後方ディフェンスをやや前進守備にさせることによって、かなり防げる。
13.スパイクに対するディフェンスの改良点。
相手スパイクに対して、こちらのブロックが2枚飛んだ時、バックの守り3人の内、自分の方向が
ブロック2枚で止まっている人は、自分より後ろに撃たれるロングスパイクは捨てて、前進してブロッ
クにかかったワンタッチとフェイントを取りに中央に出る方がよい。
14。日本のブロックは悪くない。ただ、せっかくのブロックでワンタッチを取ったのに、ブロックの
すぐうしろに落ちてもったいない得点を失うか、ブロックのすぐ後ろにフェイントを決められて得点を
失うものが1試合に10得点もある。これは、まともにスパイクを打たれた時にうまくレシーブして得点
に結びつけるケースを上回る。つまり、日本のブロックがワンタッチをとって、そのボールがブロック
の直ぐ後ろに落ちると初めから仮定して取る用意をしておく人が1人いれば、完璧な守りとなる。
この人材は、ブロックのワンタッチをとれるくらいだから、当然フェイントは軽く捕れる。またこの人
材がいるので、後ろの佐野および他の人は前に落ちるのもとらなくていいとう安心感からスパイク勝負
に専念できるので、捕れる可能性もあがる。
■ここから下は高級テクニック
15.竹下選手の改良点。
2アタックをアタックの1つとして取り入れるべし。
珠にやるのではなく、常にやるべし。それには、相手コートの中央が空き、竹下選手へのブロック
が無いと予想される時、バックの選手(サーブをレシーブしなかった2人の内どちらかが)竹下選手に
アタックと声をかける。(サインは何でもいい)通常、竹下選手が2アタックを決める時、後ろが見え
ない竹下選手はギャンブルで打つが、そうではなく、打てると思った瞬間を仲間に合図を送ってもらい
、打つ。これが攻撃の一部となれば、相手は竹下選手にもマークをつけなければならなくなり、他の選
手へのマークが甘くなるばかりか、相手バックの選手も中央に気をつけなくならなくなり、こちらのス
パイクが受けにくくなる。
16.リターンアタックを身につけるべし。
苦しい時、どうしてもライトやレフトに大きくトスを上げるアタックになってしまい、高いブロッ
クに止められる苦しい展開になる。
そんな時にリターンアタックを使って、再攻撃を組み立てるべし。
リターンアタックとは、竹下もしくは、他の選手が高く上げたトスを栗原選手、もしくは他の選手が、
アタックと見せかけて、相手の高いブロックにチョコット当てて、こちらのコートにゆるいボールが戻
るようにして、戻ったチャンスボールを再攻撃につなげる、いわば騙しアタックである。このリターン
アタックを使う場合、特定の選手が1人練習するだけでもよい。打ち方は、高いトスされたボールと相
手ブロックが両方よく見えるようにボールよりやや後ろに飛び、相手ブロックにフェイントの要領で当
てる。真下に戻ってくるので、そのボールを拾うレシーバーとの3人で一組のアタックとなる。
17.超秘策。2段スパイク。可能性があれば身につけて欲しい。
2段スパイクとは、夢のアタック秘術である。
2段スパイクとは、1つトスに対して2選手がアタックを打つというものである。
例えば、こうである。竹下選手が高橋選手に高速パスを送り、高橋選手がスパイクを打つ。この
間(竹下ー高橋ラインの間)に荒木選手とか杉山選手が入り、クイックを決めるのである。
つまり、竹下選手が上げたトスを荒木選手がクイックを決めるのであるが、荒木選手にブロックがつい
たら、荒木選手はスルーして、予定通りそのトスは高橋選手がアタックするというものである。
荒木選手のところでブロックがついていなければ、誰かがうしろでアタックの声をかけると荒木選手が
打つという4人一組のアタックとなる。両方にブロックがついた場合、高橋選手には1人しかブロック
がついていないことになる。
また荒木選手がおとりで飛んで、木村選手が打つ攻撃も荒木選手がおとりではなく、打てる時は後ろの
人が打てと言い、打ち、ブロックがついたら予定通り木村選手が打つ攻撃にしたい。
18.ブロックフォーメーション。
第1セットが終わって、日本のブロックポイントが1ポイント以下だった場合(1点は偶然と見
る)、日本のブロックは今回の相手チームには通用しないと悟り、以下のブロック作戦に変更する。
●ストレートを打たせる。(相手にストレートに打たせると指でディフェンスに合図する)
相手のレフト&ライト攻撃に対して、全てストレートを空けて、相手にストレートを打たせる作戦にす
る。そのストレートに対する守りのディフェンスはやや中央に守り、ライン上のボールは全て捨てる。
つまりライン上を空けてそこに打たせるつもりで。相手のアタックの5本に1本はアウトになり、何本
も受けている内にレシーブできるようになってくる。あとは、佐野及び櫻井との勝負にさせる。守りと
いうのはなるべく単純な方が慣れやすい。またライン上は例え空いていても狙いにくいものである。そ
の一瞬の迷いが相手スパイカーのミスを誘う。実は、後ろの守りというのは、前のブロックが動かない
と初めから分かっていれば、スパイクが飛んでくるコースが限られるので守りやすいのである。
●コート中央に打たせる。(相手にコート中央に打たせると指でディフェンスに合図する)
2人のブロックの内、1人はストレートを防ぎ、もう1人はわざとそのストレートを防ぐ人と離れ飛び
、相手スパイカーに2人の間に打たせる。
●相手時間差とブロードに対しては、すべてストレートに打たせるようにブロックを飛ぶ。
相手が中央から動いてサイドから打つ時間差とブロードはストレートに打たれるのが一番威力が小さく
。コート中央方面に打たれるのが一番威力が大きい。従って、ブロックは相手にストレートに打たせる
ように飛ぶべし。
●相手が中央のクイックを打ってくる直前に相手セッターの癖が出ることをデータで確認せよ。
例えば、相手セッターが足を揃えてボールをあげようとしている時は、遠くへ大きいトスをあげようと
しているので、反対側のスパイクが来る。そして、セッターが両足を大きく開きぎみでトスを上げよう
としてるときは、中央のクイックである。両足の揃っていないトスはセッターに近いところからスパイ
クが来るかバックトスである。(これは癖の無い人や違う形の癖が出る人もいるのでデータをとりたい
。)
19.相手スパイカーに対するおとり。
データでフェイントの上手いスパイカーもしくは、フェイントの好きなスパイカーに対して、セン
ターをわざと大きくあけて、フェイントをさそうシフトが有効である。特に、こいつにまともに打たれ
たら、取れる確率が低いという場合は、この作戦を使うべきである。
前回指摘したものは、
1.木村沙織選手のスパイクや杉山選手・荒木選手のブロードが相手にブロックされた時の対処。
データバレーは、スパイクのブロック対処に対しても使って欲しい。
例えば、木村選手のスパイクは相手にブロックされた時に、多くの場合、こちらコートのどこに、
戻ってくるか決まっている。杉山選手や荒木選手のブロードが相手にブロックされた時もこちらのコー
トのどこに戻ってくるか2箇所くらいに決まっている。従って、ブロードに動いたら、直ぐに、ブロック
された時のことを考えて、その2箇所を守るシフトをしくべきである。ブロックされたら、佐野にまかせ
ると思わず、戻ってくる場所の1つは他の選手が担当するようにすべきである。どこに戻ってきても取
れるように待ち構えるから取れない場合が多い。木村選手のようにチョット特殊なスパイクは真下にも
どってくるブロックが多く、1人は最初から下にくるボールを取る気がまいのシフトが必要だ。
5.ネットにかかったボールの捕り方。
ネットにかかったボールは2人で取りいくのが前提である。多くの選手は、ネットにかかったボー
ルを真上に上げようとするがそれは間違いである。ネットにかかったら、決してそのボールを真上にあ
げようしてはならない。ネットにかかったボールは、コート中央の選手にパスするのである。つまりボ
ールがネットにかかったら、1人はそのボールを取りにいき、1人は取りにいった人からのボールが来る
を待つ。ネットにかかったボールを中央の選手にパスして中央の選手がそのボールを相手コートに返す
。多少の連携練習でマスターできる。
6.相手サイドに返ったボールが相手コートに入らない時。
相手サイドにいったボールがコートに入らない時、前衛の選手がそのボールを追って相手サイドに
いって、ボールを一旦こちらサイドに戻してから、再度相手コートに入れなければならないが、多くに
人がその対処に間違っている。間違いは1人が取りにいくからである。2人が取りにいかなければならな
い。1人しか取りにいかないから、その人は無理してそのボールをこちらコートに戻す時に、マーカー内
通過して返してしまい失敗する。2人で取りにいけば、1人が取りにいき、もう一人はコートの中央では
なく、コートの外に出て待つのである。そうすれば、取りにいった選手は、ボールを無理してコート中
央に戻さず、コートの外に待っている選手に軽くバックパスすればよい。バックパスされたボールを相
手コートに返す。多少の連携練習でマスターできる。
3.相手ブロードに対するブロック。
センター選手が相手ブロードをブロックしにいく時、無理に止めようとして両手が斜めになって役
にたたないブロックとなっている。この場合、ブロックにいったセンター選手は、止めようせずに、相
手にセンターに打たせず、ストレートを打たせるように、ブロックは真上に上げるほうがよい。