美味しいものを食べて、気持ちを養う。料理家の辰巳先生が、著書の中でこう仰っていたな。
「次に伝えていくために。責務でもあると思う。愛する者のためには、食事の支度はしやすい。だけど、一人になったときに、自分のために、自分が食べなければならないものを用意するということは簡単ではない。そのとき、自分の命というものは、自分の命ではあるけれども、自分が何をしてもよい命ではないということ、それがある年になったらしっかり腹の中に入っていないと、宙に浮くと思うんです。自分の命であって、自分の命ではないということ。」
ぶり大根、お揚げ・豆腐・ワカメの味噌汁、半干しした大根の皮のキンピラ、にらご飯、納豆キムチなど。

