ゆったり三列シートに加えて広々したトイレ付きという、飛行機よりも居心地のよい豪華バス(それでいて平日は片道6000円くらい)だったものの、さすがに深夜発早朝着というタフなスケジュールだったため、ちょっとお疲れ気味の様子でした。
6月ならではの気温の不安定さで自律神経が疲れたのか、わたしもここにきて寝つきが悪くなったり、いまいち体全体の調子が上がらず。そんな中でも、でいくんがいてくれるだけで心持ちは断然ちがって、とにもかくにも落ち着くのでした。次会うときは、産むときかあ。
そういうえば、産後の身近なサポートがなかなか得ずらいわたしは、前から興味のあったドゥーラという制度に注目。ドゥーラは、簡単にいうと、産前産後の女性を対象にサポートする人。赤ちゃんはもちろん、産褥期における母親の肉体的精神的特徴をきちんと踏まえた上で、身の回りの世話や家事、赤ちゃんケアなど、こちらのニーズに応じてサポートしてくれるのだそう。
http://www.doulajapan.com
今回、品川区に住んでおられるドゥーラと面談したのですが、その方は高校生のお子さんがいる五十代前半くらいの女性でした。一見、気軽に頼れる身近なお母さんという感じですが、いろんなお母さんをサポートしておられるので、産後に注意すべき具体的事例や最新育児アイテムなども知り尽くしていました。私とのコミュニケーションの取り方も絶妙で、相手に気を遣わせないよう、余計な不安をもたせないようなポイントをしっかり押さえている印象。身近な人には余計な遠慮をして空回りしがちな私にとって、「こんなことまで言ったら相手を疲れさせるんじゃないか」とか悩まずに相談できそうなドゥーラは、おおきな力になってくれそうです。
今日はばびさん宅で料理教室。なんだかんだばびさんとのお付き合いがはじまってから6年近く。人生でいちばん長く通いつづけた習いごとであり、生きる指針をたくさん学んだベースのような場所です。
今回は産前最後のクラスでした。献立は、スパイスたっぷりのインドカレー、野菜の天ぷら(チャツネをつけて食す)、焼きナスのライタなど。自律神経が乱れて体全体に負担がかかりがちな今の時期は、体の代謝を助けるスパイスと血液に酸素を供給するハーブが助けになるそう。ばびさん曰く「薬膳って、決まったかたちはなくて概念のようなもの。その人にとってその食が助けになると思えるのなら、それが薬膳になる。すべての食は、薬膳になりうる」とのこと。だから、自分の体がいま何を求めているのかをきちんと見極めること、そしてそれを摂取するための方法を学んでおくことが大切なんだろうな。
ちなみにガラムマサラって、インドでは手前味噌のようなものだそう。マサラの意味は「混ぜる」、スパイスをミックスしたものを指すらしいです。市販のガラムマサラはチリも入っていて辛めなので、自分たちに合ったガラムマサラを配合してみたいな。
今日のクラスメイトは、ばびさんの学生時代の旧友たちでした。それぞれいろんな経験を乗り越えてきたからこそ、学生時代から何年も経った今でもお互いにあらたな発見があったりして、たえず育まれる関係性があるんだよなあ。





