今朝、道端でひっくり返っているちいさな雀の雛を発見し、急きょ拾ってきてしまったわたし。日曜日でほとんどの獣医が休診しているなか何とか一軒みつけて滑りこんだものの、雀は栄養失調にかかっていて、かなり衰弱していたことが発覚。
家に連れて帰り、何とか食べさせようとあの手この手を試したものの、さいごは懸命に餌付けしていたでいくんの手のなかで、ちいさな雀は静かに息を引き取りました。
あっという間の出来事で、自分がとった行動が果たして正しかったのかなんて知る由もありませんが、生命の計り知れなさを思い知らされました。ただ、必死に羽根をバタバタさせる雀のすがたに「生きたいんだ」というがむしゃらな意志を感じて、心を動かされた自分がいたということしか、わかりません。下手ににわか知識の手当てなんてするべきじゃなかったんじゃないか。何度も何度も思いましたが、でも、自分を庇いたいがために自分を責めるのではなく、痛みを感じ、そこから何かを学びとる気持ちをもって、ちいさな雀の死と向き合いたい。
明日、眉山の眺めの良いところにお墓をつくって、できるかぎりの供養をしようと思います。
