我が家にかえってきました | いぬのクシャミとチーズの鼻歌

いぬのクシャミとチーズの鼻歌

だんなさんの転勤で、徳島県であらたな暮らしをスタート。
人生ではじめての田舎暮らしですが、どこにいても「善く食べることは善く生きること」、まいにちの小さな食卓を記録していきます。

8泊11日間のイタリアから帰ってきました。

3日夕方にローマを発ち、21時過ぎにドバイに到着。3時間後に関西空港行きの便に乗り換え、日本時間の3日17時過ぎに関西空港へ到着。今回利用したエミレーツ空港は、サービス・機内食ともにアリタリア空港よりよかった。けれど、トランジット含め数十時間にわたるフライトは、それなりにタフな精神と肉体的コンディションを求められることは間違いなしです。それにしても、数時間とはいえ、まさかドバイに立ち寄れるとは思わなかった。まさに不夜城のごとく、ショップ、レストラン、カフェなどが24時間不眠の営業スマイルで機能していたのにはびっくりしました。おかげでとてつもなく眠かったけれど、退屈はしなかった。ちなみに空港内ワインショップでは、数十万のワインが普通に陳列されていたりしたけれど、こういうのをごく普通に買っていく人もいるんだろうな、と思わせる迫力あるリアリティが、ドバイという国にはありました。

大学の卒業旅行でいったきりのイタリアは、願わくばデイくんと何度でも訪れたい、そう強く思わされる魅力にあふれていました。人生初めてのヨーロッパであり、海外旅行も人生で3回目というでいくんが、ものすごい情報収集と入念な準備をかさねてくれたおかげで、タクシーもほぼ使わず、ミラノ、フィレンツェ、ローマのあらゆる(とはいっても限界があるけれど、少なくとも今回の旅で訪れたスポットの周辺にある、訪れるべき場所)を(文字通り)数分の無駄もなく、自分達の足で歩き巡ることができました。

古くから長い歴史を背負ってきた建物や廃墟が、ごく普通に日常生活のなかで息づいているイタリアの世界にふれて、幾重にも積み重なった「歴史」はただ過去に存在しているものではなく、それらが一本の道となって「今」と通じ、人々の精神とつねに呼応しあっているように感じました。
*イタリア人にも感心された(呆れられた)食欲で全力疾走した最強ストマック夫婦の食記録は、あらためてアップします。

帰国後の第一食。
ランチは、ローマで大好きになった郷土料理のひとつ、チーズと胡椒のスパゲティです。味を思い出しながら、でいくんが作ってくれました。本場はブカティーニというかなり太めのスパゲティで作っている店が多かったですが(本当に美味しかった!イタリア人は、食堂でカレーを食べるようなかんじで、フォークを片手に、チュルチュルガツガツとこのパスタを頬張っていました。)、今回はリングイネで。
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夜は鶏肉とキノコとたっぷりキャベツの鍋。車麩の味噌汁、おかひじきのオリーブオイル和えなど。
あと、写真にはうつっていませんが、イタリアの南トスカーナで購入したワインも開けたら、美味しかった!ソツの無い、というよりは、ソツの有るかんじで、その雑味と甘みのむこうにイタリアの底味がにじみ出ているようでした。決して高いワインではなかったのですが、イタリアの愛情をたっぷり注がれて育ってきたんだなと思わされます。
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