家族ごはん今日は父の提案で、年に一度にあるかないかの家族ごはんが行われた。両親、弟ふたり、わたしの五人が集まるのはこれで最後だろうなと言いながら、年に一度だけはこの五人で会う日を決めようじゃないかとしきりに話す父。そんな父のすがたをみて、きっと父も寂しいのだろう、とは思わない。短かいながらも一緒に時間を過ごしてきた家族にしか分かち合えない、温もりのようなものを感じて、ただそれを護りつづけたいだけなのだろう。