「大丈夫」

そう言った君の声は泣いていた

おもわず僕は君の手を握った

いつかは見つかるのかな

僕らの幸せの形

止まった時間が

今動き出そうとしている
美しい物の中に在る

醜さがいとおしいのさ
世界が泣いている様な雨

傘をさしても僕の頬は濡れていた

アスファルト

黒く滲む

遊歩道に咲く紫陽花

花言葉は何だっけ

錆び付いたガードレールに

街灯の灯りがそっとキスする

ねぇ君は覚えてる?

二人歩いたこの道

今は僕ひとり

この坂を降りたら

いつもの交差点

最後に君とさよならした

あの交差点