最近、急増する似顔絵の返品より | 大道似顔絵描きのガチンコ人生史

大道似顔絵描きのガチンコ人生史

私は半世紀近く、大道で似顔絵を描いてきました。道路交通法やヤクザにも屈せず、今、尚、続けていられるのは次の言葉からです。

生きるというのは人に何かをもらうこと
生きていくというのはそれをかえしていくこと
by 金 玉先生 以上


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上の絵は全て返品、あるいは何のご連絡もない方です。

以前は10人に一人ぐらいでしたが、社会が不景気のせい

もあるのでしょうが、約4割りの方がこのような始末です。


「チモトさん、今日日、絵を観て納得してから、お金はいい

ですよ。そんなもの通用する時代ではないし、たいていの

人間は送られてきた絵をデジカメで撮って難癖つけ、返品

してくるのですから・・・・」


確かにこの友人の忠告はあたっているであろう。そういえば

「後払い」という制度は、私ところぐらいであろう。


しかし、私は人間を信じたいのだ。信じなければ似顔絵など

描けないではないか。



下のマザー・テレサではないが・・・・


豊かな国の大きな心の貧困を見ました
今の方の心は、貧しいのではなく冷酷なのです。
この国は、人間が人間を見捨てているのよね。  

親が子を、子が親を、兄が弟を、

友が友を、隣人が隣人を。

そして自分自身まで・・・・・・ああ



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