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学習塾メイクアップ塾長・太田です。
8月6日。
1945年、広島の地に
世界初の原子爆弾が落とされた日―。
日本国民は誰もが、
学校でこのことを学習する。
殊、広島においては、それだけに止まらず
折鶴を折ったり、平和記念資料館に行って
原子爆弾投下前後の
日本・広島の様子を学習したりもする。
そうせずとも、
広島市内に住んでいれば
「原爆ドーム」すら見慣れた光景だ。
以前に中学校で社会の先生をしていた時、
子どもたちに「戦争」について考えさせた。
子どもたちは真剣に考え、
自分たちの「戦争・平和」に対する考えを
書いてくれた。
それは、本当に子どもたちの内からの想いで
感動して読んだのを昨日のように思い出す。
実は平和教育に関しては
大学でも研究を進めていたため、
全国の論文や学校での実践を目にしていた。
そのほとんどが
「平和教育」=人権教育 だった。
●いかに戦争がひどかったのか
●戦争で差別を受けた人がいた
●中国や朝鮮・東南アジアで犠牲となった人がいた
しかも、直近の実践でも1990年代―。
今現在、日本の平和教育は、
文字通り「止まっていた。」
そこに、ようやく新たな兆しが見え始めた。
これまで社会科に押し付けてきた
「平和教育」の捉え方が
少しずつ変化してきていることだ。
現在、広島市の小・中学校では
社会科や道徳とは別に
平和教育を進める時間がある。
広島の当時の様子を知る授業や
広島が被爆した直後に
物資の支援してくれた外国人の話など、
その題材は以前の物とは明らかに異なっている。
教育に正解がないように、
平和にも正解はない。
しかし、答えを見つけようとすることこそが
大切であり、必要なことである。
72年前と今の広島が違うように、
日本を取り巻く状況から
求められる「平和」は
これまでと違うかもしれない。
これからの子どもたちにしてもらいたいのは、
大人の作った「平和への誓い」を読むことでなく、
平和のあり方を模索することだ。
声高に「戦争反対」を叫ぶことよりも、
今一度「戦争」について知ろうとすることが
「平和」へ近づく一歩に見えて他ならない。