≪絶対有利な形=絶対不利な形≫

押し込んでいるように見えるが、カウンターで簡単に突破されるリスクも大きい。

勝ち切らなければ、手痛いしっぺ返しを食らう。

逆に敗戦濃厚でも相手の隙を突けば逆転もあり得る、という事。

 

現場は今置かれている状況が有利なのか不利なのかは分からない。

指揮官自身でさえ(結果的に)正しい状況判断ができないことがある。

 

ラグビーでは、監督は観客席にいないといけないそうです。

グラウンドを上から見下ろせるため、状況は把握しやすそうですが…。

基本的に判断はグラウンド内の主将が行い、具体的な指示はハーフタイム中にしかできないとのこと。

 

2年前のワールドカップ。

相手の「ドローで手を打とう」と言わんばかりの反則。

大国である相手の目はうつろで、闘志は風前の灯のように揺れていた。

 

監督はドローを狙う指示を出した。

堅実かつ現実的。会場にいる9割は、そう思ったはず。

 

しかし、現場の選手達は

ドローを捨てて勝ちに行く――スクラムを選んだ。

 

結果は、選手たちの判断が正しかったことになりました。

史上最大のアップセット(番狂わせ)と呼ばれることになる伝説の試合です。