江ノ島の龍伝説 | いつだって考え中....

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何考えてるの?....と聞かれれば...
       ....いろ~んな事と答えます。

1500年もの大昔、欽明天皇の13年(552年)4月12日
江ノ島が10日も続いた地震の後に海底から出現した

そのとき、天から天女が紫の雲にのり左右には美しい童女を従えて静かに下りて来た。そしてどこからともなく美しい音楽と良い香りがしてきた。
このありさまを対岸の山陰から見守っていた五頭龍は天女のあまりの美しい姿に惚れ込み、天女に結婚を申し込んだという。

それまで五頭龍は田畑をおし流し、 罪もないおさな子までのみ、村人を苦しめてきた悪い獣であった。天女はその罪悪をせめて、そのような者の妻にはなれぬとその結婚の申し出を断ったのだが、五頭龍は心改める事を誓い目出たく天女と夫婦になることが許された...

それからというもの五頭龍は生まれ変わったように情ぶかくなり、日照りの年には雨をふらせ、実りの秋には、台風をはねかえし、 津波が襲ったときには、波にぶちあたっておしかえし、天女と力をあわせて村人のためにつくしたという... しかしそのたびに、五頭龍の身体は衰え
ある日、天女に向かってわたしの命もやがて終わるでしょう。 これからは、山となっていつまでもこの地をお守りしたい」と、いい残し、静かに対岸に去って山になった....

これが現在江ノ島に対岸にある片瀬の竜口山(たつくちやま)で山の中腹には竜の形をした岩があって江ノ島の天女を慕うように見つめているそうだ。
村人が心を入れ替えて村人に尽くした五頭龍を「竜口明神」としてまつり社を立てたのが。「竜口明神」となった五頭龍は今も片瀬や腰越の人々を見守っているといのが江ノ島の龍伝説です。

この伝説の物語はここ鎌倉にアトリエを移してから知ったのですが、以前から龍をモチーフとして絵を描いたりはしていましたが、ここに来て頻度が高くなったように思います。この間作った龍のモチーフのシルバーアクセもこのような物語を知り形になったので今度「竜口明神社」に持って行こうかと思っています...
神話や伝説というのはまったく根も葉もないところから生まれてくる訳ではなく、そこには昔からの人々の願いの重さがあるだと思う。だから伝説の龍という神獣が自分は大好きです。

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ALCHEMIST SILVER COLLECTION

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