いつだって考え中....

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何考えてるの?....と聞かれれば...
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スウェーデンって環境福祉国家だし、バイオマス使って
「再生可能エネルギー」だんぜん比率高いし!
そんな羨望の眼差しで見つめているのですね私たち日本人は...
確かに、原発にしても1979年のスリーマイルに即時に対応して
国民投票をへて2010年までに原発を全廃すると宣言した
スウェーデンなのですが、その時は「オ~~」これは希望の光と
私も思いました、しかし多くの人はその後の事を理解しません。
経緯は以下のとおり...

1980年:1979年のスリーマイル原発事故(米国)を受けて、
     国民投票とその後の国会決議により、
     2010年までにスウェーデン国内の原発を全廃することを決定。
1997年:全廃期限の2010年を撤回
1999年と2005年:それぞれ1基ずつ原発の運転を停止(Barsebäck発電所)
2010年:原子力発電所の核反応器建て替えを承認する法律が成立
     (新たな建設ではなく、リニューアルということですね)

まぁ、スウェーデンとノルウェーに友達がいるのでいろんな話を聞きます
それらについては機会があればどこかに書こう...
現実的にスウェーデンとい国にとって「脱原発」というのもいち側面ではあるが
より大きな「エネルギー政策」や「世論の動向」を考えると「脱原発」自体は
スウェーデンの政策として重要性(緊急性)が低い。
風力発電で有名なノルウェーはスウェーデンから原子力の電気を買っています。
まぁ、ドイツとフランスの関係と似ている...

で、このメモの本題というのが「なんでスウェーデンなの?」
確かに僕も大好きな国だ、ボルボも長く乗りました
しかし、民間の企業体とはいえなんで日本のエネルギーの問題を
外国人をありがたく迎えたいのかち~っとも解らない
しかも、現外国政府の人間なんだよね...
エネルギー政策というのはそれぞれの国にとって「セキュリティー」という
側面もあるのだよね...

スウェーデンが環境エネルギー大国と言われるのは
化石燃料の使用が少なく、水力と原子力をだいたいイーブンの比率として
電気を造っているという構造です、所謂CO2が少ないぞ!といいたい。
ただし、原子力が半分なんですね。
それともう一つは日本の場合ですが、これは両国ともに1970年代の
石油ショックを経て、エネルギー転換をしてきたわけです。
「石油にかわるも」探しです。日本は世界に誇る省エネ大国なんですが
どうしても外国人というか、隣の庭は素晴らしいと思う国民性なのでしょうか?
それぞれの国柄というものを踏まえて考えないと
これでは「木をみて森をみない」考えといってもいいでしょう。
せっかく、表を出したのでよく観て欲しいのですが
気がつきましたでしょうか?
左縦の部分ですが
そう。スウェーデンも日本も水力発電量ってだいたい75TWhくらいで同じなんです。
水力発電で発電できる量には限りがあります。
国土面積は45万km2と38万km2でほとんど同じですから、
水力発電が出来る量も同じくらいなんですね。

で、違うのは国全体で使ってる電気の量です。
スウェーデンは158TWhしか使ってないけど日本は1036TWh使っています。
なぜたくさん電気を使ってるかというと、単純に人口が多いから。
(スウェーデン900万人くらい・日本1億2700万人くらい!)

事情がぜんぜん違うところで何を盛り上がるのだと....
今は被災地の復興と問題の放射能対策が先決であって
国会も民間も優先順位を間違えているのではないかと思いますよ
「脱原発」はけっこう!僕も原子力に反対していましたので
でけれども、今の優先順位はなんですか?
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