今上陛下 | いつだって考え中....

いつだって考え中....

何考えてるの?....と聞かれれば...
       ....いろ~んな事と答えます。

この前の週末は陛下が葉山のご用邸にいらしていて
一色海岸に行くとお見かけできるかと思ったのですが叶いませんでした。
おからだの具合が悪かったのですね....

今から25年程前に以前の仕事の関係で陛下にお声をかけて頂いた事がある。
陛下がまだ皇太子であられた時でしたが、既に高齢の陛下に代わって
公務を行っておれました。
二年続けての事でしたが、中東の危機が高まる中、ヨルダンの当時のフセイン国王来日で陛下が何日か続けて会談されていたのですが
その際、いつも自分がいたものですからなんと陛下が
「いつもいるね、よく会うね、お休みはしているの?」といたわりの声をかけて頂きました....もったいない、恐縮すぎて返す言葉もありませんでした。

僕の敬愛する青山繁晴さんがよくお話になる
仁徳天皇の「民の釜戸」という話を知っているだろうか
昔は道徳の時間などで習ったものですが、簡単にお話しますと
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仁徳天皇の四年、天皇が難波高津宮から遠くをご覧になられて
「民のかまどより煙がたちのぼらないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、地方はなおひどいことであろう」
 と仰せられ「向こう三年、税を免ず」と詔(みことのり)されました。
そうして自らも粗食にして、御所の修繕も控え、再び民の釜戸から煙が上がるのを確認されてからようやく我が事に戻られたというお話。

まさしく労りの言葉をいただいた時にこの物語を思いました。
あれから25年もの歳月がたち、陛下にあらせられてもご高齢でいらっしゃる。
どうかいつまでも御健康で有らせられる事を心からお祈りしたい。
僕は葉山の土地に移住した理由もご用邸の存在がある。
他にさして理由などない、天皇陛下を敬愛しているのです。


天皇陛下、心臓の検査入院へ というニュースをみて~