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広島山稜会のブログ

西中国山地を歩いて65年

第1859回例会山行  深入山

               令和7年7月12日(土)

 

 7月の昼間の深入山に登るというのはあまり記憶にない。これまでは暑いので早朝に登っていた。しかしこの時期でも沢山の花が見られるということで参加した。登山コースは南登山口から林間コースである。歩き始めるとすぐにキキョウとオカトラノオが出迎えてくれた。コナラの林に入ると種が成長しつつあるササユリが沢山みられた。これらの種が何年か先に花を咲かすことを期待したい。コナラの林を抜けると明るくなり、目の前に白い雲と青空に浮かぶ深入山山頂が素晴らしい。オオバギボウシが背景の深入山をさらに引き立てる。西休憩小屋手前にはササユリの花が残っており感激である。もう少し歩くとオカトラノオの群落も見られた。休憩小屋では涼しい風と素晴らしい景色にしばらくゆっくりと過ごした。ここから深入山山頂に向けては少し急登もあるが、花を楽しみながらゆっくりと歩く。途中でホトトギス、クサレダマ、ヤブレガサ等が見られ、チゴユリは実がなっていました。展望岩に着くと展望はいま一つで、恐羅漢山、十方山、天杉山方面は霞んで見えました。一休みして山頂へ向かいます。山頂手前の休憩小屋を過ぎると左に掛頭山、臥龍山が大きく見えます。山頂近くになるとカワラナデシコ、ユウスゲ、オオバギボウシ、ササユリの花等が見られます。山頂からの展望は素晴らしいのですが少し霞んで阿佐山、三瓶山、白木山等が見えるのがやや残念です。ここで昼食にしました。素晴らしい展望で食べる食事はさらに美味しくいただけます。下山は往路、南登山口、東登山口に別れて下山しました。今回の登山は暑い時期でも様々な花を見ることが出来、大満足でした。

 今回の係のKさんから、山は素晴らしいですね。山に憧れ70年。歩いた足跡は人生の思い出です。これからも思い出作りに挑戦したいというメッセージをいただきました。

 

今回の山行で咲いていた花は、管理棟の黒板にチダケサシ、オオバギボウシ、ウツボグサ、ノアザミ、クサレダマ、オカトラノオ、カワラナデシコ、アクシバ、ツユクサ、ユウスゲ、オミナエシ、ニガナ、ヒヨドリバナ、アカショウマ、ホタルブクロ、ミヤコグサ、コケオトギリ、オオチドメ、ヤマツツジ、ヤブレガサ、オトギリソウ、アキノタムラソウ、ネムノキ、その他とありました。

 

登山口にある駐車場から深入山を望みます

林間コースです

コナラの林です

ギボウシの後ろには深入山です

展望岩から恐羅漢山方面です

天杉山方面です

深入山山頂です

オカトラノオです

キキョウです

オオバギボウシです


ホトトギスです

クサレダマです

アサギマダラがヒヨドリバナに

ユウスゲです

ササユリの花がまだ沢山見られました

 

オカトラノオとカキランです

ノアザミ

チダケサシ