考えさせられました… | 広島犬友社のブログ

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 昨日夜7時、広島市内西区の方の、ワンちゃん(ヨークシャーテリア・16歳)のお見送りにお伺いしました。 ワンちゃんは高齢でもあり、2kg足らずで ・・・こんなに小さくなっても、頑張って生きてきたんだな・・・と思わずにはいられませんでした。

 お見送り中、ご主人様(お年は50~60歳位?)とお話しさせていただき、強い印象を受けました。 ワンちゃんとのお別れの時には、「〇〇ちゃん、お別れだね・・・さみしいね」など好々爺の感じを受けたのですが・・・
 お仕事は建設土建関係を経営されていて、中でも葬儀会館等も携わっていて昨日も鴨川市(千葉)に行っていた。 (最中にワンちゃんが亡くなられたとの報せを受け、お見送りの時間を遅くしてもらったとの事です。)
 ですから、葬儀関係のことに関してはある意味、裏事情にも精通されているようです。ペットの
葬儀についても、「個別」に荼毘にふすのかそうでないのか・・・そのことにとてもこだわっておられました。

 ペットと一緒に暮らすという事に関しては、ことさら厳しいお考えをお持ちです。
極端な表現をされていました・・・「貧乏人はペットを飼っちゃだめよ。」 それを意味するのは、「高齢になったり病気になったり、きちんと対処できるかという事で それなりの環境にしたり病院でいくら高額の治療費がかかろうと、ペットが治るなら何でもやる・・・という覚悟とそれに見合う経済力・・・」
 「そもそも、ペットを飼うというのはいろいろと出費がかさむもの。 それが病気などになったら、人間以上に治療費はかかってしまう。」
「それができないならば、初めから・・・ワァ、この仔犬(仔猫)かわいい—と一時的な感情で、一生世話ができる覚悟がないなら、飼うべきではない。」

 実に手厳しいご意見ですが、逆にこれだけペットちゃん思いの考え方はないのでしょうか。
我が家にも犬や猫がいるのですが、とてもここまではできそうにありませんし、しても来ませんでした。どうしても、懐と相談してしまいがちです。

 いよいよ、荼毘も終わり収骨です。 ご家族の皆様、小さなワンちゃんの小さなお骨を一片も残すことなく収められていました。
 「・・・こうして 個別にしていただいてもらえるのが、何よりなんです。」とご主人様。
 ワンちゃんもいい家族に巡り会えたんだなとつくづく思いながら、帰途につきました。

                              合掌