おばあちゃんと猫の置物 | ビーンのブログ

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【おばあちゃんと猫の置物】

少し落ち着きましたので、
ご報告までに。

先日、ロビンソン百貨店時代から約22年間お世話になりましたお客様が他界されました、92歳、癌だったみたいです。

ロビンソン時代からいつもご夫婦で来店されていたSさん夫妻、「おしどり夫婦」という言葉がピッタリ当てはまるようななかの仲のよい老夫婦でした✨

自宅で独立開業してからもご夫婦で幾度となく来店されて。特に外食がお好きでよく「この辺で美味しいお店ありませんか?」と聞かれて、味噌ラーメンのお店や和食レストランなどをお互いに情報交換しましたね😊

そのうち、自宅の団地まで私が出張でいくようになってからも関係は続いて、いつしか私にとって「大切なおじいちゃんおばあちゃん」という存在になっていきました。実家の祖父母が他界してからはSさん夫妻はさらに大きな存在に。

団地から老人ホームへ引越しされてからしばらく音信が途絶えましたが、その後連絡を受けたのはあんなにお元気だったご主人の死。その悲しみを少しでも埋めるべく、その後は隔週で老人ホームに出張するようになりまして、数年の月日が経ちました。

今年に入って「お腹の下がちょっと痛い」というようになり、何かウィルスかと思いましたが、あちこち病院で検査するもどこも「以上なし」「原因不明」と。

今月に入って様態が急に悪くなり、まめにLINEの連絡していたのが、ついに既読もつかなくなったので、慌ててお見舞いにお伺いすると酸素吸入など生命維持装置をつけたSさんが。この日はまだ意識もしっかりしていて、施術すると血色もよくなって素敵な笑顔をみせてくれました☺️

ご本人やご家族のご依頼もありましたが、むしろ私が毎日元気づけたい‼️という気持ちからその後、5日連続で午前中に訪問させていただきましたが、日に日に弱っていくのが明らかで見ていて本当に辛かった。

そして、3月8日午後に静かに息を引き取ったそうです。

亡くなられて数日後、老人ホームにお世話になりましたのご挨拶に行くと、ご家族の方が遺品整理にいらっしゃいました。少しお話させていただいて、その際に「何か遺品の中で欲しいものありますか?」とふいに聞かれて、私はすぐに猫の置物が頭に浮かびました。

Sさんご夫婦は趣味でピエロの置物を集めていて、それだけで50以上はありましたが、その中になぜか猫の置物がありまして。それがまた仲睦まじい感じでSさんご夫婦を連想させました!その猫の置物をいただいて、今はそれはお店の待合室で他の置物仲間たちとワイワイしています。

それにしても、Sさんご夫婦は実の祖父母と同じくらい大事な大切なかけがいのないおじいちゃんおばあちゃんでした。長い間、本当に本当に本当にありがとうございました!天国でご夫婦仲良く楽しく過ごして下さいね。