日本で起きた大地震は、海外でも各局が特番を組むほどの未曾有の大被害だ。
CNNやBBCは、12時間以上に渡ってぶっ通しで、今回の地震ニュースを報道している。
中東のアルジャジーラ放送局でも、一昨日までのリビア情勢の報道に代わり、昨日からは、日本の地震被害の報道がメインだ。
CNNで見た、津波で家屋や田畑が流される映像は衝撃だった。
日本ほどの技術大国であっても、自然の前では無力であることを、再認識させられた。
インターネットのニュースサイトを見ると、各国から次々と哀悼の意が届いている。
アメリカはすぐに救援物資の配給に動き、被災者を収容するための空母の派遣を決めたらしい。
イギリスやフランス、中国や韓国、その他多くの国からも、哀悼の意に加えて、いつでも救援に向かう準備があるとのメッセージが届いている。
台湾や東南アジアの諸国といった日本より経済的に貧しい国でさえ、義援金を贈る動きがあるらしい。
アリシア・キーズはメッセージを発信し、レディ・ガガは既にチャリティ活動を始めてる。
こっちの俺の友人からも、携帯電話で心配の声が届き、メールでは、哀悼の意が届いている。
「今回のニュースを聞いて、とてもショックを受けている、あなたの友人家族、愛する人全ての無事を祈っています、そして、亡くなられた全ての人に哀悼の意を捧げます」という内容だ。
その気持ちが嬉しくて、涙が出てくるよね。
日本のような経済大国で生きていると、なかなか気がつかないものだけど、いっけん「自立国家」であるような日本でさえも、多くの国や異国の人達から支えられて生きているんだ。
日本では、特に政治の世界では足の引っ張り合いという醜い政争が続いているが、こうした自然災害の時こそ、国民が一致団結し、外国に頼る部分は頼り、世界のみんなで被災者の救済、復興に向けて、手を合わせて欲しい思う。
俺の家族は無事のようだが、特に東北地方では、多くの人が亡くなっている。
一昨日まで楽しく生きていた人たちが、「さよなら」も言えずに、突然、家族や友人の前から消え、先祖代々守ってきた立派な畑が、一瞬で、流されてしまった。
一人でも多くの人が助かり、一日も早い復興を、心から願う。