ベネチアと言うか、イタリアと言うか、ともかくヨーロッパの街には、どこも広場が多い。
そして、そこには必ず古い教会がある、そして、カフェがある。
つまり、昔は教会目当てに人々が集まり、今は、カフェでのんびり、そんな市民の憩いの場なのだ。
ベネチアの広場と言えば、サン・マルコ広場。
9世紀に建てられたサン・マルコ寺院の前に広がる広場だから、1000年以上の歴史のある広場なのか!
広場の周囲は回廊のある建物で囲まれており、しかもそのどれもが何百年も前の中世の建造物、夜は特に、とてもロマンティックな場所になる。
しかもこの広場の周囲には、18世紀からあるカフェが何店かあり、そこにいるだけで、まるでタイムマシーンで中世にタイムトリップしたような気分になる。
1720年創業のカフェ、"カフェ・フローリアン"で昼間からビールを飲み、周囲の中世の建造物を眺めながら、ただぼーとしているだけの俺、、、夢みたいな空間と時間でした。
ところで近年、ベネチアは満潮時の浸水が問題になっており、一説には将来は水没するのではないかとの話しまである。
写真はまさに水が浸り始めた時のものだが、俺が到着した時は、靴を脱いで、スーツケースを抱えないと横断出来ないほどの状況で、正直うっとおしいものだったが、こんな状況下でも、やはりサン・マルコ広場、やはりロマンティックな場所なんだな。
足もとを気にしながらも、野外カフェでいちゃつく、まさに結婚式を挙げたばかりの新婚カップルまで登場です。
こんな広場で毎日、朝も昼も夜も深夜も、ワインで酔って、ただぼーとして、時には読書なんかしていた俺は、何度も書くが、超贅沢な時間を過ごしたよ。