The Beatles Lover No.5 ザ・ビートルズ・ラバー・ナンバー・ファイブ

人気ラジオ番組が、読んで楽しめるテキスト版になりました。

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ディープなファン目線、そしてサウンドメーカー目線でビートルズへの愛💖と共に楽曲を紹介していく人気ラジオ番組「The Beatles Lover No.5」。

杉田裕(JAYWALK)とサミー小川(メディアプロデューサー)がナビゲートします。

377回【2024年6月15日〜21日】の放送は、『マジカル・ミステリー・ツアー』(Magical Mystery Tour)の楽曲をご紹介します。

 

 

【サミー】Waseda Health Studyという研究に被験者として参加しています。これは20年間にわたって健康状態を追跡調査していくものです。

【裕】卒業生だからっていうこと?

【サミー】校友に対して被験者の募集をしていたので応募したんです。私が参加しているコースは最も詳細なもので、2000人が対象となっています。

【裕】すごい人数ですね。

【サミー】詳細な血液検査や尿検査などの一般的な項目に加えて、腸内細菌叢の検査、脳のMRIなどもあります。

【裕】脳は最近やばいかも(笑)。

【サミー】縮小気味な気がする(笑)。それと運動機能、これの中には心電図と二酸化炭素濃度を測りながらエアロバイクに乗って限界まで追い込むようなものもあります。5年前にも同じことをやりましたが、だいぶ体力が落ちたなって感じました。

【裕】歳を重ねているから仕方ないですよ。

【サミー】前回はマラソンを走った少し後くらいの時期で、まだ心肺機能も良い状態だった。

【裕】トレーニングしていましたからね。

【サミー】それが今では時々水泳をするのと、ウォーキングくらいになってしまった。

【裕】僕も自信ないなー。体力落ちてますよ。落ちるのは仕方がないけど、落ちるスピードを緩やかにするのが大事だなー。

【サミー】それと、体脂肪率が上がってしまった。筋肉が減って、体脂肪が増えたのかも(笑)。

【裕】お互い無理のない範囲で気をつけていきましょうね(笑)。

【サミー】ところで、今週ご紹介する曲は?

【裕】今週から、1967年発売のアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』A面1曲目の「マジカル・ミステリー・ツアー」(Magical Mystery Tour)、A面2曲目の「フール・オン・ザ・ヒル」(The Fool On The Hill)をご紹介します。

【サミー】では担当する曲を「ビートルズじゃんけん」で決めましょう!「ビートルズじゃんけん」は、グーはジョン、チョキはポール、パーはジョージ、あいこの時はリンゴと言います。手の動きと口の動きを連動させるのが脳トレになりますよ!では、「最初はジョン」で始めるよ…。

オープニングテーマは杉田裕の「ビートルズなんて誰も知らない」

 

杉田裕の今週の紹介曲は「マジカル・ミステリー・ツアー」(Magical Mystery Tour)

【裕】このLPはアメリカで発売されたのが最初で、イギリスでは6曲入りの2枚組EPとして発売されています。だいぶ後になってから、LP版は公式アルバムに昇格したんですよね。

【サミー】アメリカではEPは売れない、EPのマーケットがないということで、アメリカ独自編集のLPが発売されました。EPに収められた6曲をA面に、1967年のシングル5曲をB面に入れてLP化したものです。

【裕】なるほど。

【サミー】当初イギリスではEPだけでしたが、その後アメリカからLPが輸入されるようになって、当時のEMI最大の輸入商品になったとされています。

【裕】そうなんだー。

【サミー】そういったこともあって、1987年の全アルバムCD化の際に、一連のCDと同様の扱いを受けるようになっています。

【裕】この「マジカル・ミステリー・ツアー」という曲は、前作のアルバム『サージェント・パパー』のレコーディングが終わった直後から着手されている。だからなんとなく『サージェント・ペパー』の色を感じる。

【サミー】ほうほう。

【裕】前のアルバムからの流れを感じます。

【サミー】ふむふむ。

【裕】トランペットのファンファーレは派手だし、途中でリズムが変化しているし、僕は大好きな曲なんです。ただ、昨年リリースされた『赤盤』に収められた2023ミックスは、イントロのセリフが小さくなっていたり、今まで聴こえなかったギターのリフーーミュートしていたのかな?ーーが途中から入ってきたりとか、これまで聴き慣れた音源に比べて違いがあるなって感じました。今日はどっちをかけましょうか?

【サミー】どっちが面白いだろう?

【裕】僕は2009年のリマスターの方が好きかなー。

 

サミー小川の今週の紹介曲は「フール・オン・ザ・ヒル」(The Fool On The Hill)

【サミー】アメリカのLPは67年11月27日、イギリスのEPは12月8日発売で、アメリカの方が先に発売されています。先ほど杉田さんは、『マジカル』は『サージェント・ペパー』の香りがするとおっしゃていました。

【裕】そう感じています。

【サミー】『マジカル』の発端はテレビ映画を作ろうということでしたけど、『サージェント・ペパー』の時にすでに音を映像化するというイメージがあったという話もあります。ですから、『マジカル』でまさに具現化したということになりますね。

【裕】ポールの頭の中でっていうことなんでしょうね。

【サミー】ジョージ・マーティンは、このテレビ映画を指して「一種の前衛的なミュージックビデオだった」と言っています。音が先にあって、それを映像化するとどうなるかというアプローチだったのでしょう。

【裕】昨日この映画を見たんですけど、音の方が先に頭の中に入ってきて、バスの中の映像などはぼやけた印象になってしまった。

【サミー】これ以前の映画は、映画というものが先にあってそれに合うような曲を作っていった。ですから、この作品はアプローチの仕方がそれとは逆だったのではないか、と感じます。

【裕】ふむふむ、そんな感じがする。

【サミー】それでね、この「フール・オン・ザ・ヒル」ですが、『アンソロジー2』にこの曲のデモが入っています。それを聴くと、デモの段階でアレンジのイメージができているなって感じました。

【裕】確かにそうなんですよね。

【サミー】リコーダーはポールが、ハーモニカはジョンとジョージが、フルートは外部ミュージシャンが吹いているのではないかと言われています。

【裕】『ザ・ビートルズ全曲バイブル新版』にもそれは書いてありますか?

【サミー】バッチリ書いてありますので、みなさん読んでみてくださいね。

 

「ビートルズしりとり」のコーナー

【サミー】みんな大好き!「ビートルズしりとり」のコーナーです。

【裕】これで曲名を全部覚えてしまいますね(笑)。

【サミー】日本語タイトルでしりとりをします。

【裕】何週かお休みしましたので、久しぶりですね。

【サミー】ブログに書き込みをいただきました。

 

Beatlesしりとり、「ん」で終わるドボンの曲は全然聴けないですね。いつか、ンで終わる曲たちの救いもよろしくお願いします🎵(ゆんみ さんより)

 

【裕】確かにその通りですね。

【サミー】そこで、日本語タイトルが「ん」で終わる曲名を調べてみました。

【裕】いっぱいありますね。28曲もあるんだ。

【サミー】今日は「ん」で終わるドボン曲をかけてみたいと思いますが、どの曲にしましょうか。

【裕】「レボリューション」は「ワン」も「ナイン」もドボンなんですね。

【サミー】「レボリューション」3兄弟は「ビートルズしりとり」ドボン曲の帝王だったのかー!この3曲の中から今日聴いていただく曲を選びましょう。

【裕】「レボリューション9」にしましょう!

【サミー】それだけで今日の番組終わってしまいますよ(笑)。

【裕】ではシングルになった「レボリューション」を聴いていただきましょう!

 

【日本語タイトルが「ん」で終わる曲】

 

 1

アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン

 

 

 2

アイ・フィール・ファイン

 

 

 3

アイ・ミー・マイン

 

 

 4

アイム・ダウン

 

 

 5

アイル・フォロー・ザ・サン

 

 

 6

イエロー・サブマリン

 

 

 7

オクトパス・ガーデン

 

 

 8

グッド・デイ・サンシャイン

 

 

 9

シーズ・ア・ウーマン

 

 

 10

 スロウ・ダウン

 

 

 11

 タックスマン

 

 

 12

 ドント・レット・ミー・ダウン

 

 

 13

 涙の乗車券

 

 

 14 

ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン

 

 

 15

 ヒア・カムズ・ザ・サン

 16

 フォー・ノー・ワン

 17

 プリーズ・ミスター・ポストマン

 18

 ベイビー・ユーアー・ア・リッチマン

 19

 ペニー・レイン

20 ポリシーン・パン

21 マザー・ネイチャーズ・サン

 22  

レイン

 23  

レボリューション

 24  

レボリューション1

 25

  レボリューション9

 26

  ロール・オーヴァー・ベートーベン

27  ロッキー・ラクーン

28  ワン・アフター・909

【裕】ビートルズ曲のユニークなカバーをご紹介する「ビートルズ・カバーズ」のコーナーです。

【サミー】今週は先ほどご紹介しました「Magical Mystery Tour」と「The Fool On The Hill」のカバーを聴いていただきたいと思います。

【裕】どんなカバーかな?

【サミー】「Magical Mystery Tour」はレオ・セイヤー(Leo Sayer)によるビートルズ曲カバーアルバム『Northern Songs 』(2022年)に収録されています。

【裕】ハイトーンが彼らしいですね。

【サミー】「The Fool On The Hill」は大御所サラ・ヴォーン(Sarah Vaughn)です。これもビートルズ曲をカバーしたアルバム『Songs of the Beatles』(1981年)に収録されています。

【裕】良い雰囲気のカバーです。

 

 

 

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エンディングテーマは杉田裕の「絶望してる暇はない」

 

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