The Beatles Lover No.5 ザ・ビートルズ・ラバー・ナンバー・ファイブ

人気ラジオ番組が、読んで楽しめるテキスト版になりました。

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ディープなファン目線、そしてサウンドメーカー目線でビートルズへの愛💖と共に楽曲を紹介していく人気ラジオ番組「The Beatles Lover No.5」。

杉田裕(JAYWALK)とサミー小川(メディアプロデューサー)がナビゲートします。

369回【2024年4月20日~26日】の放送は、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)の楽曲をご紹介します。

 

 

【サミー】杉田さんは毎年ゴールデンウイークに熊谷でライブをやってますね。

【裕】今年も八木橋百貨店のカトレアホールで2日間行います。1日目はスターダスト⭐︎レビューの柿沼清史くん、手嶋昭くんたちと「熊谷のアレ2024」というタイトルです。

【サミー】「アレ」って何ですか(笑)?

【裕】アマチュアの時に「アレレのレ」というバンドを一緒にやっていたこともあってね(笑)。

【サミー】2日目は?

【裕】去年の9月に函館と札幌に行ったんですが、その時のユニット、中村耕一さんと柳沢二三男さんと三人で「OVER THE DREAM」というタイトルで行います。「The Story Start From Here」という副題が付いてますが、熊谷からも音楽が出ているんだよってことでね。

【サミー】ゴールデンウイークの熊谷ライブは今回で何回目?

【裕】この番組と同い年で2017年から始めています。コロナで中止になった年もあったので、今年で7回目になります。

【サミー】そういえばこの番組もこの4月で8年目に突入しているんですよね。

【裕】言われてみればそうですね。忘れてました(笑)。

【サミー】ところで、今週ご紹介する曲は?

【裕】今週から、1967年発売のアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』A面3曲目の「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」(Lucy In The Sky With Diamonds)、A面4曲目の「ゲッティング・ベター」(Getting Better)をご紹介します。

【サミー】では担当する曲を「ビートルズじゃんけん」で決めましょう!グーはジョン、チョキはポール、パーはジョージ、あいこはリンゴだよ。「最初はジョン」で始めるよ…。

オープニングテーマは杉田裕の「ビートルズなんて誰も知らない」

 

杉田裕の今週の紹介曲はルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」(Lucy In The Sky With Diamonds)

【裕】すごく幻想的で、3分間という短い時間の中に多くのシーンが盛り込まれています。

【サミー】そうですね。

【裕】まずイントロのアルペジオが印象的です。楽器は何だろうと思って調べたら、ポールが弾いているロウリーオルガンで、プリセット音の一つを使って演奏したとされています。

【サミー】ほう、ほう。

【裕】僕はロウリーオルガンのことを知らなかったんです。ハモンドオルガンは昔から知っていましたけど。アメリカのフレデリック.C.ロウリーという人が開発したオルガンだそうで、世界を席巻していた時代があったそうです。写真を見ると豪華できれい。家具調のようなオルガン。

【サミー】へー。

【裕】ジョンのボーカルは最初ADTでダブルだったのが、途中で実際のダブルに変わって、サビでディレイがかかって後期のジョンぽい感じに変化していく。これも特徴的ですよね。

【サミー】確かにジョンのボーカルは魅力的ですね。

【裕】あとポールのベース、ジョージのギター、そしてリンゴのサビ前のドラムも良い味を出している。

【サミー】この曲のモノとステレオを聴き比べると、ステレオの方が若干スピードが速くてピッチが少しだけ高い。演奏時間はほぼ同じなので、エンディングのリフレインがステレオの方が1回多い。

【裕】あ、そうなの?気が付かなかった。

【サミー】実際に聴き比べると、誰にでもわかる面白さがありますよね。このようなちょっとした気付きはいろんな曲にあって、現在製作中の『ザ・ビートルズ全曲バイブル』(6月発行予定)にたくさん掲載されると思います。

 

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サミー小川の今週の紹介曲は「ゲッティング・ベター」(Getting Better)

【サミー】アルバム4曲目にして、やっと短いタイトルの曲が登場しました(笑)。

【裕】このアルバムは、曲名を紹介するのに噛んじゃったりして大変なんですよね(笑)。

【サミー】セッション12曲目のレコーディングです。基本ポールの曲なんですけど、ジョンの影を作詞面で感じます。

【裕】そうなんですか。

【サミー】ジョンは3番の歌詞は当時の自分のことだと発言しています。おそらく「I used to be cruel to my woman」や「I beat her and kept her apart from the things that she loved」といったあたりのことを指しているのでしょう。

【裕】なるほど。

 

 

【サミー】ブリッジ部分ではタンブーラが聴こえますけど、当時のビートルズの中では流行りだったのだろうと思います。それとベースが素晴らしい。

【裕】このアルバムのポールのベースは本当にすごい。

【サミー】ベースはADTをかけてダブルトラック化したとされています。そして音が2オクターブも飛んだりして、なかなかすごい演奏です。

【裕】普通の発想ではない。

【サミー】インド風を意識したタンブーラも入ってくるし、凝った曲だなって思います。

【裕】そういったところを注意して聴くと違った味わいがありますよね。

【サミー】カンカンという音という音が特徴的ですけど、ギターに加えて、ピアノの蓋を開けて弦を叩いたとされています。最後のサビの途中からは、少し変化してピアノ音だけになるように聴こえます。すごく面白い曲です。

 

「ビートルズしりとり」のコーナー

【サミー】みんな大好き!「ビートルズしりとり」のコーナーです。

【裕】これで曲名を全部覚えてしまいますね(笑)。

【サミー】日本語タイトルでしりとりをします。

【裕】今週は「つ」から始まる曲で行ってみましょう。

 

※先攻後攻はビートルズじゃんけんで決めました。

 

【裕】 「ツイスト・アンド・シャウト」

【サミー】 「ドント・パス・ミー・バイ」

【裕】 「イッツ・オール・トゥー・マッチ」

【サミー】 「チェインズ」。「チ」は1曲のみなんですよね。

【裕】 「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」。バ or ハ or パで考えてください。

【サミー】 「ハー・マジェスティ」。イですね。

【裕】「イッツ・オンリー・ラヴ」。ブ or フ or プでお願いします。

【サミー】 「フロム・ミー・トゥ・ユー」。これは初めて出てきたかな。

【裕】 「ユー・キャント・ドゥ・ザット」

【サミー】 「ドント・バザー・ミー」

【裕】 「ミッシェル」

【サミー】 「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」

【裕】 「すてきなダンス」

【サミー】「スロウ・ダウン」(ドボン!)

【裕】2週続けて「スロウ・ダウン」でドボン!となりましたー!

【サミー】というわけで、ドボンの前に言った曲、「すてきなダンス」を聴いていただきましょう。

 

「ビートルズ・カバーズ」のコーナー

【裕】ビートルズ曲のユニークなカバーをご紹介する「ビートルズ・カバーズ」のコーナーです。

【サミー】先ほどご紹介しました「Lucy In The Sky With Diamonds」、「Getting Better」のカバーを聴いていただきたいと思います。

【裕】どんなカバーかな。

【サミー】「Lucy In The Sky With Diamonds」はボノ(Bono)によるカバーです。映画「アクロス・ザ・ユニバース」のサウンドトラックからです。

【裕】U2ではなく、ボノのソロということですね。

【サミー】「Getting Better」はEasy Star All-Starsによるカバーですね。ニューヨークで結成されたレゲエバンドですけど、アルバム全部をカバーしています。この『サージェント・ペパー』の他にも、ピンク・フロイドの『Dark Side Of The Moon』をカバーした『Dub Side of the Moon』といった作品もあります。

【裕】芸達者なバンドですね。

 

 

 

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エンディングテーマは杉田裕の「絶望してる暇はない」

 

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