The Beatles Lover No.5 ザ・ビートルズ・ラバー・ナンバー・ファイブ

人気ラジオ番組が、読んで楽しめるテキスト版になりました。

 

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ディープなファン目線、そしてサウンドメーカー目線でビートルズへの愛💖と共に楽曲を紹介していく人気ラジオ番組「The Beatles Lover No.5」。

杉田裕(JAYWALK)とサミー小川(メディアプロデューサー)がナビゲートします。

368回【2024年4月13日〜19日】の放送は、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)の楽曲をご紹介します。

 

 

【サミー】先日、杉田さんはツアーに行かれてましたよね。

【裕】ライブアルバム『EVERLASTING』のタイトルをつけたツアーでした。故郷の熊谷から始めて、西日本中心に10ヶ所ほど回って、最後は名古屋で演って帰ってきました。

【サミー】九州も行った?

【裕】九州も四国も行ってきました。鹿児島も行ったんですよ。

【サミー】鹿児島はいかがでしたか?

【裕】気候が違うせいかリゾート感覚になりかけた感じがしましたけどね。美味しいものもたくさんいただきました。

【サミー】美味しいんですよね〜。昔、鹿児島に行った時に、みなさん芋焼酎をすごく飲んでいたのを覚えています。

【裕】芋焼酎は健康に良いって言ってましたよ。

【サミー】飲みすぎなければね(笑)。

【裕】四国の高松ではうどん尽くしでした〜。

【サミー】ところで、メールをいただいていますね。

【裕】読ませていただきます。

 

朋ちゃん さんより

「3月16日、鹿児島の杉田裕さんソロライブに行ってきました〜。

凄く盛り上がり、みんなと語らいながらライブが進み・・・親近感がわいて、和気あいあいと楽しかったです。リクエスト企画もあり、たくさん答えてくれて・・一緒に口ずさんだり、セットリストに少し参加しているようで良い思い出になりました」

 

【サミー】ブログに書き込みもいただいています。「苦手なアルバム」の特集の時ですね。

 

ゆんみ さんより

「苦手なBeatlesアルバム❗広田さん、Sammyさん、杉田さんと一番合わない言葉のような気がしましたが、新鮮な気分で、楽しく拝聴しました。これからバイブルもお伴で」

 

【サミー】『ザ・ビートルズ アルバム・バイブル』を見ながら放送を聴いていただいているんですね。

【裕】鑑のような方ですね。ありがとうございます。

【サミー】ところで、今週ご紹介する曲は?

【裕】今週から、1967年発売の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に突入します。A面1曲目の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)、A面2曲目の「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド」(With A Little Help From My Friend)をご紹介します。

【サミー】では担当する曲を「ビートルズじゃんけん」で決めましょう!グーはジョン、チョキはポール、パーはジョージ、あいこはリンゴだよ。「最初はジョン」で始めるよ…。

オープニングテーマは杉田裕の「ビートルズなんて誰も知らない」

 

杉田裕の今週の紹介曲は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)

【裕】『ラバー・ソウル』から『リボルバー』、そしてこの『サージェント・ペパー』と、サウンドが目まぐるしく変化しているというか、進化している。

【サミー】すごい変わり方です。

【裕】前のアルバムからエンジニアがノーマン・スミスからジェフ・エメリックに変わっていますが、いろんな冒険・実験ができるようになっていることも大きい。メンバーと気持ちが一体化されて、このようなアルバムができたのだと思います。

【サミー】ミュージシャンとエンジニアの呼吸が合っている。

【裕】この3月に発行された『ザ・ビートルズ アルバム・バイブル』によりますと、「パッケージ全体が楽しめるコンセプトアルバムである」と書かれています。

【サミー】そうですね。

【裕】ポールはこのアルバムをひとつのショーと位置付けていて、最初の観客の声とかオーケストラのチューニングの音とか、ワクワクさせる効果音が入っている。4トラックレコーダー2台を同期させて使っているそうですが、これはジェフ・エメリックの功績なのかな。斬新なトライですよね。当時の制限されたトラック数で、よくぞあのサウンドが作れたなって感じます。

【サミー】今の時代は、そういった制限はありませんよね。

【裕】ポールのベースの録音の仕方が今までと変わったとも『ザ・ビートルズ アルバム・バイブル』に書かれていました。ベーシックトラックでみんな一緒にせーので演奏するのではなくて、後からじっくり考えて弾きたいと。大きな部屋にベースアンプを置いて、約1.8メートル離れたところにマイクをセットして録音したそうです。明瞭で、部屋の自然なエコーがかかった音が録れています。

【サミー】この曲はセッションの5曲目にレコーディングされています。この曲と最後から2番目の「リプライズ」がコンセプトに沿って作られた曲で、バンドに扮するという案が最初からあった訳ではないとジョンは発言しています。

【裕】なるほど。次の曲との繋がりは素晴らしいですよね。

【サミー】あれは意図して繋げていて、歓声のSEはハリウッド・ボウル公演の歓声の音を挿入したそうです。

 

サミー小川の今週の紹介曲は「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド」(With A Little Help From My Friend)

【サミー】セッションの15曲目、つまり最後から2番目にレコーディングされています。だいぶ切羽詰まった時期にリンゴの曲がないね、ということで、ジョンとポールが作曲のセッションをして書いた翌日に録音をしています。1967年3月29日〜30日のレコーディングでした。

【裕】ホントに最後の最後って感じだったんですね。

【サミー】このアルバムのセッションは「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」から始まって、「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」、「ペニー・レイン」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」という流れでレコーディングされています。最初は架空のバンドに扮するという流れではなかった。

【裕】切羽詰まってレコーディングした割には、リンゴは良い感じで歌ってますよね。

【サミー】ライブで演奏されるリンゴの持ち歌になっています。アンコールの最後に、最も盛り上がる曲として演っているようです。

【裕】「イエロー・サブマリン」は?

【サミー】ライブ前半の最後の曲として演ってますね。ビートルズ時代のオリジナル曲としては、これらに加えて「オクトパス・ガーデン」、「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」などが演奏されています。

【裕】リンゴにぴったりの曲だ。

【サミー】この曲の原案はポールとされていますが、ジョンは「詞を手伝った」と発言しています。ポールは「ジョンの家で、リンゴのためにジョンと共作をした。リンゴ用に作った曲の中ではこれがベストじゃないかな」と語っています。

【裕】なるほどね。

【サミー】架空のバンドというコンセプトのもと、ビリー・シアーズという架空の歌手が歌うというイメージの曲ですね。面白いことに、ミックスによって冒頭の歓声の大きさに違いがあって、聴き比べると誰でも違いが分かります。モノ>2017mix>ステレオの順番で大きい。ジョンとポールのハーモニーも素晴らしい。

【裕】ポールのベースも素晴らしい。

【サミー】ボーカルに絡んでデュエットしているようなイメージです。この曲のベースもボーカルよりも後、最後に録音したそうです。

 

「ビートルズしりとり」のコーナー

【サミー】みんな大好き!「ビートルズしりとり」のコーナーです。

【裕】これで曲名を全部覚えてしまいますね(笑)。

【サミー】日本語タイトルでしりとりをします。

【裕】今週は「ち」から始まる曲で行ってみましょう。

 

※先攻後攻はビートルズじゃんけんで決めました。

 

【裕】「チェインズ」

【サミー】「すてきなダンス」

【裕】「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」。バ or ハ or パで考えてください。

【サミー】 「ハロー・グッドバイ」

【裕】 「イン・マイ・ライフ」

【サミー】 「フライング」

【裕】「グッド・ナイト」。ト or ドでお願いします。

【サミー】 「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」

【裕】 「ドクター・ロバート」

【サミー】 「ドライヴ・マイ・カー」

【裕】「悲しみはぶっとばせ」。セ でもゼでもOKですよ。

【サミー】 「ゼアズ・ア・プレイス」

【裕】「スロウ・ダウン」(ドボン!)

【サミー】「す」は3曲のみなんです。「すてきなダンス」、「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、「スロウ・ダウン」ですね。

【裕】というわけで、ドボンの前に言った曲、今週は「ゼアズ・ア・プレイス」を聴いていただきましょう。

 

「ビートルズ・カバーズ」のコーナー

【裕】ビートルズ曲のユニークなカバーをご紹介する「ビートルズ・カバーズ」のコーナーです。

【サミー】先ほどご紹介しました「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」、「With A Little Help From My Friend」のカバーを聴いていただきたいと思います。今日ご紹介する2曲ともに『サージェント・パパー』のアルバムが発売されてすぐにカバーされたものです。

【裕】どんなカバーかな。

【サミー】「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」はジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)によるカバーです。今日の音源は1967年8月18日ハリウッド・ボウルのライブのものです。

【裕】楽しみです。

【サミー】「With A Little Help From My Friend」はビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のカバーですね。1967年9月、『スマイル』を断念した直後にブライアン・ウィルソン邸で録音されましたが、2017年にその時の未公開音源を集めたアルバム『1967 Sunshine Tomorrow』に収録されるまで発売にはならなかったようです。

【裕】だいぶ経ってから出ているんですね。

 

 

 

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エンディングテーマは杉田裕の「絶望してる暇はない」

 

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