どうも、中村博です。
最近しみじみと思うことがありまして。
私たち人間には、
人間の持っている原初の欲求の根っこの方に、
人に好かれたい、
逆に言えば、人から嫌われたくない。
こういった欲求を
まあまあ多くの人が
多かれ少なかれ持っているように思います。
理屈は色々とあるのですが、
簡単に伝えると、
マズローの欲求5段階という話しでも
触れられていますね。
これは、
第3段階の社会的欲求というものに
当たるだろうと思います。
これは、
私たちの先祖の、原始人のころから、
元々は定住もせずに、
小さな仲間(コミュニティ)を作り、
群れで生活をして、
狩りをしたり、採ったりした食糧を
分け与えることで、
生き延びてきました。
この群れの中で、
人から好かれること=
人から嫌われないこと
は、
私たちの命を生きながらえさせるために
とても重要な要素で、
人から嫌われないことは、
ご先祖様たちの生存戦略だったのですね。
人から嫌われた結果は、
生きることが出来ないっていうことで、
結果として、
私たちが持っている遺伝子に、
物凄く淘汰圧がかかりました。
つまり、
私たちの身体(遺伝子)の中には
脈々と、人から嫌われたくないという
遺伝子が受け継がれて残っていて、
多かれ少なかれ、多くの人が、
人から嫌われる=死を連想する
呪いがかけられている可能性が
とても高いだろうと思います。
と言っているわたし自身も、
幼少期から、
学生時代
社会人になって、
50歳手前まで、
この嫌われることへの
強い恐怖を持っていました。
まあまあ、長く取りつかれている
呪いでしたよ。
それでね、
この呪いなんですが、
実は、
自分がこの呪いがあることを信じていることから、
始まっている側面もあって。
「人から嫌われたら生きていけない」
と信じている。
とも言えるんです。
でも、
人から嫌われても、
生きていける
と信じられている、
ちょっとバグった捉え方が出来る人が
一部でいらっしゃって、
そうすると、
人から嫌われることに
なんら抵抗を持たない
という生き方が
出来るようになってしまうのです。
これ、
単にその人が
鈍感だからなんじゃないのという
話しにも聞こえますが、
もちろん
鈍感なこともあるかもしれませんが、
それだけじゃない。
呪いは自分がかけている。
そして、自分がかけている
人から嫌われたくないという呪いは、
あとから、自分で解放して、
まったく違う生き方を身に付けていくことが
出来るものでもあるんだなあと
言うことは、
最近、現代西洋哲学を
3年に渡って伝え続けてみて
実感しているところです。
自分で自分の人生をアップデート出来る。
自分の人生を自分の思うままに、
捉え直すことが出来る。
好きに生きることが出来ると
実感できる。
人から嫌われたくないと
そこに恐怖や不安を感じてしまう人、
ああ、自分で強力な呪いをかけているなあと
感じているのなら、
現代西洋哲学を学ぶことで、
一緒に呪いの解放をしてみませんか?
参考までに、