あほんだらすけの中で30分で描く人情喜劇の短編

ちゃんと一本の芝居にしたい
笑える人情噺を作りたい

それもあって始めたこのシリーズ

その布石は
たまたま機会を頂いた
劇団シニアグラフィティー

2006年〜2007年に掛けて7本の公演を打った劇団

初期のモー娘。メンバーと演歌の方が交互に主演
石原詢子さん
相田翔子さん
多岐川舞子さん
後藤真希さん
石原詢子さん
安倍なつみさん
森口博子さん&吉澤ひとみさん

他にも保田 圭ちゃんや辻希美ちゃん
里田 まいちゃん、アヤカ、前田有紀ちゃんら多彩なメンバーが出演
アップフロントグループ中心の劇団だった

僕はそこで最初キャストの一人から
演出助手をやり
4本目からは台本の大幅改訂
二日徹夜で直したり

制作に加わったり
兎に角
小劇場中劇場の製作にガッツリ関わらせて頂いた

何故そうなったかと言えば
それは少し長くなるのでまた別な話

全7本のうちゴマキ主演の4本目から
ほぼ今と変わらない事をやっていた

その時はもちろんお金を背負う事はなかったけれど

自分が背負って作り出した…これも最初は止むに止まれぬ事情から

考えると
常に追い込まれ、追い込まれて
やらざるを得ない状況からやって来た感じ

人情喜劇シリーズは
あまから
あかはな
あおげば
あじさい
いじはり
いざなひ
いじはり2018

そして
来年2月の『あじさい』本多劇場

自分のプロデュースで本多劇場や紀伊國屋ホールで舞台をやるのは一つの目標だったから

これはやはり嬉しいし
嬉しい以上に身が引き締まる思い

人情喜劇シリーズの時
僕は構想…大まかなプロットを作り作家さんにお願いする

何度もやりとりをして改訂して頂くのだが
自分の納得の行くものにはならず
最終的に書き直す
8割以上
時に9.9割

だったら初めから自分で書けば良いのに
と、よく言われるのだが…そこにもいろいろ事情や思いがある
これもまた別な話

『あじさい』の初演は2015年
当初は電動夏子安置システムの竹田哲士さんにお願いした
非常にロジカルなホンを描くのが上手い方
クールな中にニヤリがある

頂いたホンはやはりロジカルなのだけど
人情喜劇の部分が薄く
結果こちらで書き直させて頂いた
形としては共作になる

人情の部分が弱いと言う事は設定にそこがあまり描かれていないわけで
登場人物の設定からリセットしなければならない
竹田さんのホンは実にガッチリ組まれていて
パーツを生かしてリセットして
新たに構築していくのが至難だった記憶がある
いつもなら三日で直すのが一週間近くかかったのではないかな

それを更に稽古をやりながら直して行く
これもかなり直しを入れる

出来た『あじさい』は
当時かなり評判の良い作品で
某る方がこの作品をご覧になって東宝さんにご推薦下さり
そして翌年
シアタークリエでの
ふぉ〜ゆ〜主演舞台の作・演出に繋がった

本多劇場でやるなら絶対この『あじさい』をリメイクしたいと思っていた

過去6作品
正直どれをリメイクしても恥ずかしくない作品
沢山の方にご覧頂けなかった作品も中にはあるので
いずれ全部再演するつもりではいる

『あじさい』では
キャストが初演から4人変わる
これから台本を読み直して新たに書き直す

三山さんの舞台は新作だから取材にも出掛ける

また「籠る」生活

必ず良い作品を作ります!

目標動員に届かない公演が続くと
この先ホント厳しくなるわけで

面白い作品を作ればお客さんは増える…ハズ

今回は5日間7公演しかないので

どうぞ万事お繰り合わせの上

是非ご来場下さい‼️